妖精の尻尾(フェアリーテイル)
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ーっ!かっこわるー!」
「まったく…」
ナツが酔ってしまった。
「な、何だこりゃ一体…!?何で空からガキが降って来るんだ!?」
「しかも酔ってるし」
「失礼ね!わたしは16才よ!」
「しかも喧嘩腰だし」
すると羽が生えた猫が天井の穴から見えた。
「ルーシィ、何してるの?」
「ハッピー!?騙されたのよ!妖精の尻尾に入れてくれるって…それで…あたし…」
ルーシィの言葉にナツが酔いながらも少し反応する。
「てか…アンタ、羽なんてあったっけ?」
「細かい話は後回しっぽいね…逃げよ」
「わっ」
ハッピーの尻尾がルーシィの腰に巻き付き、飛んだ。
「ちょっ、ナツとキアラはどーすんの!?」
「2人は無理。それにキアラは自力でどーにかするから」
「あら…って自力でって!?」
あのキアラ1人じゃ危険じゃない!と言いたかったが、ハッピーの顔が自身に満ちていたので言い出せなかった。
「逃がすかぁっ!」
「おっと!」
火竜が手から紫の炎の弾を放った。
しかしハッピーは余裕でそれをかわした。
「ちっ。あの女を逃がすなっ!評議員どもに通報されたら厄介だ!」
「はいっ!」
火竜の仲間の男が返事をし、銃を乱射した。
「わっ、銃だ!」
「きゃあああっ!」
「ルーシィ、聞いて」
「何よ、こんな時に!」
「変身解けた」
「くそネコー!」
慌てるルーシィをよそにハッピーが言い放った。
「やったか!?」
ハッピーの変身が解けたことを打ち落としたと勘違いした男が歓声を挙げた。
その頃ナツは酔いながらも呟いた。
「フェア…リィ…」
「あ?」
「…テイル…おま…え…が…」
「ごめんね、解んないよね。『お前が妖精の尻尾』だってさ」
キアラはこの状況でも落ち着いている。。
一方、ルーシィは近くの浅瀬に落ちてあった自身の鍵を見つけ出し、鍵の束の中の1本を選んだ。
そしてその1本を、海に刺した。
「開け!宝瓶宮の扉!アクエリアス!」
鐘の音が1つ鳴り響き、人魚のような人(?)が現れた。
「すげぇー!」
「あたしは星霊魔導士よ。門の鍵を使って、異界の星霊達を呼べるの。さぁ、アクエリアス!貴女の力で船を岸まで押し戻して!」
「ちっ」
「今『ちっ』って言ったかしらアンター!」
「そんなとこに食いつかなくていいよぉー」
「うるさい小娘だ…1つ言っておく。今度鍵落としたら殺す」
「ご、ごめんなさい…」
アクエリアスはガラが悪いらしく、主人のルーシィでさえ怯えている。
「オラァッ!」
アクエリアスが持っていた壺を振る。
すると大きな津波ができ、ルー
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