妖精の尻尾(フェアリーテイル)
[4/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
場にいたが、ポカーンとしている。
「火竜といえば…解るかね?」
すぐにショックから立ち直り、きりっと言うが、その時にはすでに、
「はぁ〜」
「ニセモノかぁ…」
「はやっ!」
ナツとハッピーは残念そうに呟き、キアラは「だいたいの予想はついていたけど…只のおじさんなんて…」といいながら2人についていった。
「ちょっと、アンタ達失礼じゃない?」
「そうよ!火竜様はすっごい魔導士なのよ」
「謝りなさいよ」
「お、お、何だオマエら」
「ちょ、何〜?」
が、すぐに引きずり戻される。
「まぁまぁ、その辺にしておきたまえ。彼らとて悪気があった訳じゃないんだからね」
「やさし〜」
「あ〜ん」
またメロメロになる女の子たちだが、その中でルーシィは1人、火竜を睨みつけていた。
火竜は色紙を取り出して何かを書き出した。
「僕のサインだ。友達に自慢するといい」
「キャー」
「いいな〜」
「いらん」
そう答えた瞬間、
「何なのよアンタ」
「どっか行きなさい!」
「うごっ」
女の子たちに追い出されてしまった。。
「仕方ない。じゃあ君にあげよう」
「え?」
サインを渡されたキアラはそれをまじまじと見つめ、火竜に返した。
「どうしたんだい?」
「わたしはいらない。」
「どうしてだい?」
「はぁ〜」
火竜が疑問を投げ掛けるが、キアラは呆れたように溜め息をついた。
火竜はいまだに首を傾げている。
「使う必要がないからに決まってるでしょうが!」
「わっ!」
いきなりの怒号に火竜は飛び退いたが、キアラはナツとハッピーの下へと戻って行った。
「き、君たちの熱い視線には感謝するけど…僕はこの先の港に用があるんだ。失礼するよ」
パチン、と指を鳴らすと紫の炎が出てきて、炎の上に火竜が乗る。
「夜は船上パーティーをやるよ。皆参加してくれるよね」
その言葉に女の子達は「はぁぁぁ〜ん」やら「もちろんですぅ〜」と甘い声を出す。
「なんだアイツは」
「めんどくさいやつ。」
「本当いけすかないわよね」
座り込むナツとキアラに、ルーシィは声を掛ける。
「さっきはありがとね」
身に覚えのない礼に、ナツは「は?」と小さく呟き、ハッピーは首を傾げる。
キアラは「可愛い…」と小さく呟いた。
その後、街のレストランでは。
「あんふぁ、いいひほがぶぁ」
「うんうん」
「よかった〜。ありがとう!」
「あはは・・・ナツ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ