学園祭のライオンハート
眠りの病
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だ、初めましてかな。俺の名は兵藤一誠、またの名は創造神黒鐵と呼ばれている。こいつは俺の最高の名医である華佗で、あなたは眠りの病にかかっていた。だがもう安心してくれ、病は完治させた。もちろん医療費代何てもんはいらんよ、俺の友からの依頼だからな」
外にいるリアスと執事を呼ぼうとして部屋外に出たら、サイラオーグと大量の野次馬がいたので殺気を解放させて野次馬を追っ払った。サイラオーグも見舞いに来たら、リアスと執事がいたので何をしてる?と言った瞬間に黄金の光が部屋外まで漏れたようだ。サイラオーグは部屋に入ろうとしたが、俺と俺が呼んだ名医が治療中だと聞いてしばらく様子見をしてたそうだ。
「サイラオーグ喜べ!お前の母親の意識は戻ったぞ。早く部屋に入ってくれ!」
俺が先導して入ると、上半身をゆっくり起こすミスラさんがいた。部屋外に待機していた医師や看護師も驚愕な顔をしていたが、ほとんどの者がまるで奇跡を起こしたかのように見ていた。サイラオーグは泣いていたので、俺と華佗は静かに部屋を去り休憩フロアに向かった。相当力を使ったし、華佗も久しぶりの強力な病魔だったと聞く。
「母上!サイラオーグです。お分かりになりますか」
「ええ分かりますよ。兵藤様には感謝をしなければなりません」
サイラオーグの頬は濡れていた、そして頬を撫でようとする母の手。震えるその手をサイラオーグの大きな手を取った。
「私の愛しいサイラオーグ。立派になりましたね」
その一言で大泣きしたサイラオーグ。そして一言言ったそうだ。
「まだまだです母上。元気になったら、家に帰りましょう。あの家に」
リアスも執事も泣いていたが、俺と華佗が立ち去った後も大泣きしていたサイラオーグらだった。俺達は飲み物を飲みながら休憩していたが、籠手の倍加と譲渡がなければ俺もしばらく眠っていたかもしれない。華佗は難易度が高かったが、俺が気を送ったお陰で病魔退散出来たんだとよ。とそこへリアスとサイラオーグが来たが、大泣きした証拠に目を真っ赤にしていた。
「兵藤一誠、礼を言わせてくれ。俺の母が目を覚めたのはお前達のお陰だ」
「病魔を消したのは華佗だ、俺は身体を蝕んでいた魔力を打ち消して体力を回復させただけだ」
「それでもだ、ありがとう。礼を言わせてくれ。兵藤に華佗」
「私からもお礼を言わせてもらうわ。冥界中の名医でも治療不可能とされていた病を治したんだから」
サイラオーグは礼を言った後、表情が変わった。次のゲームについてだろうがな。
「次のゲーム、本来ならば眠っているはずの母が目覚めたからな。やる気が更に出て来たぜ、本当ならリアスの眷属だったが上層部は黒神眷属なのだと聞いた」
「私らはとてもじゃないけどバアル眷属には勝てないわ。唯一『兵士』がいな
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