学園祭のライオンハート
眠りの病
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くなってしまう。そして徐々に体が衰弱して死に至るから、こうやって医療機関で人工的に生命維持装置を装着しなければ生きていられないのよ」
あらゆる方法を模索したが、治療方法が見つからずに眠り続けた。サイラオーグは前へと突き進んだ事だが、体を鍛え上げたサイラオーグは満を持してバアル家に帰還して、現当主と後妻の間に生まれた弟を実力で降ろさせて次期当主の座を得た。
ただしバアル家に帰還したサイラオーグでも、このヒトはバアル領の病院だと危険らしい。もしバアル領の病院だと、暗殺やら物騒な事があるのでここで眠っている。
「次期当主の座を奪われたその弟を始め、滅びの力を持たずに次期当主になったサイラオーグを疎む輩はバアル家周辺に多いからか。病気となったこのヒトは、動かない的になってしまうからソーナの伝手を頼ってシトリー領に移した。次期当主の権力争いが継続中で、いつ狙われるか分からんからな。そんで?俺らを呼んだ理由は何だ?」
俺がそう言ったので、執事が涙を拭きながら言った。
「今回お呼びしたのは他でもありません。ミスラ様のご病気の治療にご助力願えないでしょうか?黒鐵様ならどんな病でも治療出来ると聞いておりましたので、今回呼ばせてもらいました。担当医の了解は取っておりますので、有害ではない魔力ならば大丈夫かと」
俺と華佗は、すかさずサイラオーグの母親を見た。俺も医療に関しては心得はあるので、気や魔力で調べてみた。そしたら華佗が黄金の鍼での治療を試みるので、赤龍帝の籠手の倍加をしてからの譲渡を華佗にな。病魔を発見したので譲渡する倍加を待ち続けるのには、時間が掛かるので禁手化で一気に倍加して譲渡する事にした。
「ドライグ、今回は戦ではなくヒトを救う為の倍加だ。そして華佗に送る気に譲渡するぞ!」
『おうよ!話は聞いていたから問題ないぞ、加減無しで倍加と譲渡をしろ相棒!』
俺は華佗の背中に赤龍帝の贈り物からの回復の気を光速のように素早く送った。ちなみにリアスと執事は外に出てもらっている。
「ここか一誠!譲渡により、爆発的な気が来た事でこれなら病魔を追い払える!行くぞ!ここだ!元気になあれぇぇぇ!!!!」
個室は黄金に光り輝いたが、光が止むと今度は俺の出番となった。華佗が言うには病魔は消したが、あとは体を蝕んでいる魔力があるから何だと。俺は禁手化を解いてから倍加をさせてから片方の手に譲渡するように仕向けた。
譲渡先は片方の手に、神の力である回復+赤龍帝の籠手の譲渡でのパワーアップでミスラさんの体が光り輝いた。光が止むと、俺は汗を流してから患者を見たら目が開いたのだった。俺と華佗を見ると呼吸器をつけたままだったが、小声で話しかけて来た。
「あ、あなた達は誰ですか!それとここは?」
「ここはシトリー領の病院の中
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