Fate/stay night
1152話
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争でも召喚された?
確かに可能性がないとは言わないが、それは殆ど天文学的な確率と言ってもいい。
これまでの歴史で生み出された英霊の数を考えれば、まず有り得ない。
それこそ、何らかの人為的な干渉がなければ。
「そんな、2回連続で同じサーヴァントが呼ばれるなんて……有り得るの?」
呆然と呟く凛。
俺もその意見には賛成だけど、既にいるものはどうしようもないだろう。
「それはそれとして……」
あっさりとそう呟いたのが信じられなかったのか、その場にいた者達の全員が俺へと驚きの視線を向けてくる。
割り切りすぎか?
ただ、これ以上ここでセイバーの特殊性について話したとしても、何か意味がある訳じゃない。であれば、今は話を進めた方がいいだろう。
そんな思いからだったんだが。
イリヤは一瞬俺の方を見てから、セイバーを見て、次に衛宮へと視線を向けて口を開く。
「お兄ちゃん、セイバーの件を聞いたって事は、当然私の事も聞いたのよね?」
「ああ」
「……そ。じゃあ、その辺は後で2人でゆっくりと話すとして、今はアークエネミーの言う通り、そっちに関して話しましょうか。けど、これは意地悪で言うんじゃないけど、多分お兄ちゃんが考えているような真似は出来ないと思うわ。確かにアインツベルンの魔術はホムンクルスを得意としている。けど、だからってその桜って子の意識をホムンクスルに移せるかどうかって言われれば……難しいでしょうね。噂ではどこぞの封印指定の魔術師がそんな真似を出来るって話だけど、当然伝手なんてないし」
「……そんな……」
唖然とする衛宮と、何故かこちらもショックを受けている凛。
何とかしてやりたい。……そう思っていたんだが、ふと思い浮かぶ事があった。
ヒントは、凛の家で見たTV。
「もしかしたら、何とか出来るかもしれない」
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