11 ブルー対エリカ 2
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そしてそこにマダツボミは倒れている。
ブルー「キャー! 何よこの技!?」
エリカ「あらまあ、見事な大文字ですこと。
本場の五山送り火に負けず劣らず雅ですわね」
レフェリー「呑気なこと言ってる場合ですかエリカさん、このままではジムが全焼ですよ」
エリカ「ご安心ください。
このジムは炎タイプの攻撃対策は万全です。
それより勝負の判定はどうなさったの?」
レフェリー「あ……はい!
ゲンガー、反則技使用につき失格! マダツボミの勝ち!
よって勝者、ジムリーダーのエリカ!」
ブルー「そんなー、反則なんて……」
がっくりと肩を落とす。
彼女にとっては初めてのバトルだったのだ。
こんな負け方ではやりきれない。
エリカ「ブルーさん、あのタイミングで大文字が出るなんてあなたも運がいいですわね」
ブルー「へっ!? 運?」
エリカ「あの大文字は指を振るという技で出た攻撃。
指を振るとは本来覚えることのない技も含めてランダムで様々な攻撃を繰り出す不思議な技……れっきとしたゲンガーの技です」
ブルー「そ、それじゃあ……」
エリカ「参りましたわ。
このレインボーバッジを差し上げなくてはなりませんね」
ブルー「……そうだ! 賞金は!?」
エリカ「ポケモン協会に支払うよう申請しておきましたわ」
ブルー「やったー! これでデパートで買い物ができる!」
エリカ「あらまあ、ショッピングを楽しみにしていらしたの?
でしたらわたくしがおすすめのお店を紹介して差し上げましょう」
ブルー「エリカさんと一緒にショッピングができるの? やったー!」
エリカ「それからスイーツのお店巡りも!」
2人はタマムシジムを後にして意気揚々に街へ繰り出した。
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