Another おまけ
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一乗寺治の身体からヘルキメラモンに乗り移ったヴァンデモンを鋭く睨み据える大輔と賢。
大輔「ヴァンデモン、お前が一乗寺治さんを操っていたのか!!?」
ヴァンデモン[操るとは人聞きの悪い。私はデジタルワールドに行きたがっていた彼に救いの手を差し伸べただけだ。確かに知識は提供したが、後は彼が自分の意志でやったことだ。愚かな男だよ一乗寺治は、デジタルワールドに着いた瞬間、ほぼ八つ当たりするかのように自分の欲を満たして行き、そして自分の能力に酔いしれている滑稽な姿は笑いを堪えるのに必死だった]
大輔「ヴァンデモン…この人も最初はただデジタルワールドに行きたかっただけさ。何にも縛られない世界で自分らしく生きたかっただけ…そんな治さんの気持ちを利用したお前を俺は絶対に許さねえ!!」
ヴァンデモン[ほう?許さないか…だが、今の君達に何が出来るというのだね?私はヘルキメラモンという最強の肉体を得たのだ。一乗寺治の心根のよう醜悪だがな]
確かにヘルキメラモンは完全体と究極体のみの生体パーツで構成されているために究極体の中でも上位に食い込むだろう。
賢「兄さんは確かに酷いことをしてしまった…デジタルワールドを荒らし、沢山のデジモン達を傷付けた。デジタルワールドは兄さんを許さないだろう。僕も…兄さんを追い詰めてしまった…兄さんをこんな風にしてしまったのは…兄さんと碌に会話をしようとしなかった僕のせいなんだろうね…」
大輔「賢…」
賢「でも、僕は兄さんから逃げない!!どれほど兄さんから罵倒を受けても、どれほど憎まれても、僕にとってたった1人の兄さんだから!!」
ヴァンデモン[ふははははは!!それはそれは…そんな愚兄のために…お優しいことだ。一乗寺治の肉体に寄生して、共に過ごしていた私には貴様らが和解出来る可能性など微塵もないだろうと断言出来る。]
大輔「………」
ヴァンデモン[この私が教えてやろう。貴様等に希望の光などないことを、貴様等に残されたものは絶望の未来しかないということをな!!!!]
ヘルキメラモンが力を解放し、大輔、賢、マグナモン、ベルゼブモンに襲い掛かる。
そして……。
バキッ!!
ドカッ!!
ズンッ!!
ベキッ!!
ドゴオッ!!
ズギャンッ!!
ボグッ!!
ゴキャアッ!!
ガスッ!!
ベキャアッ!!
ドガガガガガガガガガガッ!!
ズドドドドドドドドドドドッ!!
ボカスカボカスカボカスカボカスカボカスカボカスカッ!!!!!!
チュドオオオオオオオオオオオオオ
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