第四十二話 佐天さん倒れる
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。当然、アリスの監視中であれば第三者に依頼をするという方法でも簡単に見抜けるはずなので、その方法を取っていたとすればアリスの監視がつく前と言うことになる。
(それなら今、ネット上に出回ってるレベルアッパーがどこにあるか分かる?)
それまでネット上に公開されていたレベルアッパーについては、ジャッジメントやアンチスキルからサイト運営者に公開を停止するように通達が行っているはずなので、レベルアッパーが広まっているのなら新たにサイトが公開されたと考えるのが妥当だろう。
(ちょっと待ってて……あ、レベルアッパーで検索をすればすぐに出るところにある。少なくとも木山春生によるものではない。現時点で公開されている場所は38件、ダウンロードは全部で1万件近くになってる)
すぐにアリスが確認してくれたが、どうやら想像以上にレベルアッパーが広まってしまっているようである。
「まずはレベルアッパーがどこから広まっているのかを確認しないと……」
「そうですわね」
俺がアリスとの会話を終わらせた時には固法さんと白井さんが動き始めていた。
「ここに来る前に超確認しましたが、いくつかレベルアッパーを公開してるサイトがありましたよ」
「分かりましたわ。……何なんですの!? この数は……」
絹旗さんからの情報提供に、パソコンで探していた白井さんがパソコン画面を見ながら声を上げる。
「レベルアッパーを持ってる誰かが拡散させたんだろうね」
昨日から急激にと言う部分と、木山先生が関与していないという部分にどうしても引っかかるのだが、現時点で考えられるとすればこんなところだろうか。少なくとも、医者や看護師の苦労と、ジャッジメントやアンチスキルの仕事と、レベルアッパー使用者が暴れることによる被害者数や被害金額は、アニメとは比べものにならないほど増えそうである。……ついでにAIMバーストの強さも。
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