第二百七十八話
[8]前話 [2]次話
第二百七十八話 川のところで
春奈は兄のアドバイスを受けてだ、そのアドバイスを受けた次の日の夕食後すぐに。
法衣に着替えてすぐに川辺まで来た、そしてそこでだった。
魔法の練習の用意をした、イーとリャンはその主に尋ねた。
「今日はここで、ですか」
「川辺で練習されますか」
「お兄ちゃんにどうかって言われたから」
それでとだ、春奈は二匹に答えた。
「それでなの」
「成程、ご主人様の魔法は水ですし」
「水の魔法は水が近いと力を増します」
「それぞれの魔法はそれぞれの属性の場所で力を増す」
「だからですね」
「うん、今日はね」
今日の魔法の練習はというのだ。
「ここでするわ」
「わかりました、それでは」
「今日はここで練習をしていきましょう」
「魔法の練習をして」
「実践で勉強していきましょう」
「そうするわ、それじゃあ」
早速だった、春奈は。
魔法を使ってみた、するとだった。
普段より感触がよくてだ、イーとリャンにも言った。
「うん、いい感じよ」
「やはりお水の傍なので」
「だからですね」
「そうみたい、これならね」
まさにと言うのだった。
「いつもより沢山練習出来るわ」
「そしてこれまで練習していたよりも」
「多くのものが身に着けられますね」
「だからですね」
「これからもここで練習をされますか」
「そうするわ、じっくりとね」
こう話してだ、そしてだった。
春奈は実際に普段以上に練習出来た、それでそれが終わってから満足して二匹の使い魔達に言ったのだった。
「またここでするわね」
「はい、では」
「その様に」
使い魔達も笑顔で応える、そしてだった。
春奈は家に帰ってだ、また使い魔達に言った。
「今日は後は」
「お風呂に入り」
「そうしてですね」
「お身体を奇麗にされて」
「学校の勉強もされますね」
「宿題はしたけれど」
それは家から帰ってすぐにだった、済ませたのだ。
「予習復習をしないといけないから」
「ではそちらもです」
「励みましょう」
こう話してだった、春奈は使い魔達と共に風呂に入った。そうしてこの日の残りの日課を済ませて休んだ。
第二百七十八話 完
2015・10・3
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ