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ドリトル先生の水族館
第九幕その九
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「恐竜についてはね」
「ううん、そうなんだね」
「恐竜と僕達は一緒にいられないかも知れない」
「そうかも知れなかったんだね」
「そうかもね、ただ僕もね」
 こんなこともお話した先生でした。
「恐竜には興味があるよ」
「そういえば先生ってね」
「恐竜の研究もしてるよね」
「八条大学の博物館は恐竜の化石も展示してるし」
「それもかなりね」
「恐竜にはロマンがあるから」
 皆にまたお話した先生でした。
「僕も研究しているんだ」
「さっきお話したアーケロンもそうで」
「他の恐竜もだね」
「そうだよ、海にはアーケロン以外にも沢山の恐竜がいてね」
 水族館の中にいるからこそです、先生は海の妖怪達のことお話しました。流石は恐竜の研究ををしているだけはあります。
「種類も多いんだよ」
「プレシオサウルスとかモササウルスとか」
「あとイクチオザウルスとかだね」
「そう、イクチオザウルスはイルカに似ているよ」
 その姿がというのです。
「今で言うと本当にね」
「イルカだったんだね、イクチオザウルスは」
「恐竜、爬虫類だけれど」
「そうだったんだね」
「そう、アーケロンは亀でね」
 大きな亀です、つまりは。
「そう考えていくと面白いね、恐竜は」
「うん、本当にね」
「一緒にいられないかも知れないけれど」
「それでもね」
「面白いんだよね、恐竜のお話を聞いているだけで」
「ロマンがあって」
「古代生物にはロマンがあるんだ」
 実際にというのです。
「もういないからこそ想像も出来るしね」
「いないからこそロマンがある」
「どんな暮らしだったのか想像するし」
「それでなのね」
「沢山の人が恐竜を好きなのね」
「他の生きものもね、あとね」
 そしてまたお話した先生でした。
「恐竜の前の生きもの達もそうだね」
「あっ、恐竜の前の時代もね」
「沢山の生きものが地球にいたね」
「恐竜の前は両生類が一杯いて」
「その前は陸地もなくてね」
「海ばかりで」
「お魚の時代だったね」
 皆は先生が以前お話してくれたことを思い出しました。
「そうだったね」
「恐竜より前の時代はね」
「そうした時代だったね」
「そうだよ、それで特にね」
 さらにお話した先生でした。
「カンブリア紀のころが凄かったんだよ」
「あっ、何かね」
「先生前にお話してたね」
「そのカンブリア紀には信じられない生きものが一杯いたって」
「どうしてこんな進化をしたのかわからない位」
「凄い生きものが一杯いたって」
「そうなんだ、その頃地球はまだ海しかなかったけれど」 
 それでもだったというのです、その海の中にです。
「そこに凄い生きものが一杯いたんだ」
「ええと、アノマロカリスとか?」
「無茶苦茶な形を
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