10 ブルー対エリカ
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エリカ「あらいけない、寝てしまったわ……
ようこそ。わたくしタマムシジムのエリカと申します。
お花を生けるのが趣味でポケモンは草タイプばかり……」
ブルー「あたしはブルー!
スイーツのお店巡りが趣味で、ポケモンは今のところ水タイプとゴーストタイプよ!」
エリカ「あらやだ、試合の申し込みですの?
そんな……わたくし負けませんわよ」
レフェリー「使用ポケモンは3体。
手持ちが3体以下の場合は手持ち全て。
使用できる道具は挑戦者は無制限、ジムリーダーは4つまで。
ジムリーダーは挑戦者のバッジの数により定められたポケモンを使用すること。
使用できるポケモンがいなくなったら負け。
反則行為は即失格」
エリカ「ブルーさん、あなたバッジは幾つお持ちですの?」
ブルー「1つも持ってないわ」
エリカ「あらそうですの。
ではこの子たちでお相手いたしますわ」
袂から2つのモンスターボールを取り出す。
ブルー「2対2……数では互角ね」
レフェリー「始めっ!」
エリカ「行きなさい、ナゾノクサ!」
ブルー「お願いっ、ゼニガメ!」
エリカ「不利な水タイプで挑むとはなかなか勇敢な方ですのね」
ブルー「ゼニガメ、水鉄砲!」
ゼニガメは口から勢い良く水を噴射させる。
飛沫をあげてナゾノクサの顔面に命中する。
しかし気持ちよさそうにしているだけでダメージを与えた様子はない。
エリカ「植物にとって水は大事な栄養ですわ」
ブルー「もー! どうすればいいの!?」
エリカ「もっと栄養をいただきますわよ!
ナゾノクサ、メガドレイン!」
ナゾノクサの足元から根が伸びて獲物を狙う。
ゼニガメを捉えるとあっという間に締めあげる。
がんじがらめにされたゼニガメから養分も体力も吸い取っていく。
苦しそうに耐えていたが、ついに倒れてしまった。
レフェリー「ゼニガメ、戦闘不能! ナゾノクサの勝ち!」
ブルー「顔に似合わずえげつない技ね」
エリカ「見た目に騙されちゃいけませんねぇ」
エリカは妖しく微笑む。
さっきまでのおっとりした彼女はどこかへ行ってしまったようだ。
ブルー「ありがとうゼニガメ。ゆっくり休んでね」
ゼニガメのボールをしまい、もう一つのボールを取り出す。
ブルー「もうこいつに頼るしかないわね……
お願いっ、ゲンガー!」
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