12.世の中やってもダメな事ばかり。どうせダメなら酒飲んで寝ようか!
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<ラインハット城>
俺は今、城内を探索中だ。
さっきヘンリーとか言う生意気なガキに出会った。
これでも第一王子らしい。
この国ヤバイね。
も、最悪なガキだったので、さっさと撤退させてもらう。
デールと言う大人しめの子に出会った。
彼が第二王子の様だ。
とっても良い子だったが母親がアレだ!
まぁアレだ!
近づかない方がアレだ。
どうやら王位継承問題で当人達以外が揉めている様だ。
よくあるアレだ!
曰く、「順当に行けば、ヘンリー様が次の国王だ」ふむふむ。
曰く、「国王陛下がご健在なのに次期国王の話題をするなど、不見識だ」いやいや、今の内にどちらに与するか決めておかないとね。
曰く、「ヘンリー様の悪戯には苦労する。人の嫌いな蛙を背中に入れるんだ」おいおい、そんな奴王様にして大丈夫か?国民が嫌がる増税を悪戯感覚でするかもよ。
曰く、「みんなヘンリー様を悪く言うけど、早くに母親を亡くして寂しいのよ」とんだ甘えん坊だな。そんな奴が権力を持つと、ハーレムとか造ったりするんだぜ!いいなぁ…ハーレム…
曰く、「昔、巨大な城が天空より落ちてきたそうです」なんと!それは一大事!って、カンケーねーな。
なるほど…まとめると、結構可哀想な奴で将来王様になって重税を敷きハーレムを造る奴か。
うーん…今の内に仲良くなって俺もハーレムで遊ばせてもらおっと!
ヘンリーの部屋へ向かうと廊下に父さんが佇んでいる。?
何してんだ?
張り込みか?あんパンと牛乳必要か?
「おぉ、リュカ!ヘンリー王子の家庭教師を仰せつかったのだが、嫌われてしまってな…お前となら、子供同士仲良くなれるかもしれん。頼めるか?」
「うん!いいよ!」
ハーレムの為に、僕頑張る。
「なんだ、お前!また来たのか!そんなに俺の子分になりたいのか?」
ハーレムで遊ばせて貰えるのなら「うん!」
「じゃぁ、奥の部屋の箱の中に子分の印があるから、それを持ってこい」
イラ!…いや、イカンイカン。
落ち着こうか。
子供だから相手は…
俺は奥の部屋に行き目立つ様に置いてある(と言うより、他に何も無い)箱を開ける。
何も入ってない。
イライラ!
…いや、落ち着け!
そう言う試練なのだ、親分の言う事を聞くと言う試練なのだ!
俺は戻り報告する。
「子分の印、無かった…よ?」
いない。
誰もいない。
イライライラ!
俺はもうかなり苛ついている。
廊下に出ると父さんがいた。
ヘンリーはいない?
父さんに聞いても出てきて無いそうだ。
部屋に戻ると…いた!
殴るか!殴っちまうか!?
いや、ダメだ!
ハーレムがかかってるんだ!ここは我慢だ!
「早く子分の印持ってこいよぉ!」
このガキのニヤつきそばかす顔がムカつく!
どう
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