12.世の中やってもダメな事ばかり。どうせダメなら酒飲んで寝ようか!
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今はそれしか出来ないから…
<古代の遺跡>
ヘンリーSIDE
ちきしょう…
俺、ここで死ぬのかな…
きっと俺の事なんか誰も助けにこないだろうしなぁ…
リュカって奴も怒ってたもんなぁ…
攫われた事なんか誰にも言わず、俺の事なんか見てない事にするだろうなぁ…
お父様…お母様…
ん?声がする?
あの、人攫い共か?
ヘンリーSIDE END
<古代の遺跡>
俺はビビッてるヘンリーの為に、大声で『365歩のマーチ』を歌いながら歩く。(でも2歩下がらないけどね)
父さんが追っ手を蹴散らしている内に、俺はヘンリーを連れて出口まで向かう。
いやぁー、父さんがいると心強いね!
俺はさっさと安全な所へ避難ですよ。
「おい!歌うのやめろよ!奴らに気付かれるだろ!」
相変わらず生意気なヘンリーに、笑顔でデコピン。
「あいた!」
「んも〜。ビビッてるヘンリーを和ませてるんじゃないかぁ〜」
「ビビッてねーよ!ってか、呼び捨てにすんなよ!」
生意気なヘンリーを、遺跡内に流れる水路に落としてやろうと思った時、
「お〜っほっほっほ。いけませんねぇ〜。逃げようなどとしては」
と、目の前に紫色のフリーザ様みたいな喋り方する男が現れた。
あれ!?こいつどっかで見た様な…ま、いいっか!
「はい!ごめんよ〜」
俺は手を顔の前で縦に振り、紫フリーザの横を通り抜けようとした。
その瞬間!
(ドカッ!!)
もの凄い衝撃が俺たちを襲う!
後方に吹き飛ばされプックルとヘンリーが気を失う。
何をされたのか全く分からない!?
「ほ〜っほっほっほ。逃げては、ダメですよ」
まずい!
こいつは強すぎる!
俺では太刀打ち出来ない!
どうする!どうする!!
俺はヘンリーとプックルを抱え、遺跡の奥へ逆進した!
父さんの元へ!父さんさえいれば何とかなるから。
だから………
<古代の遺跡>
ヘンリーSIDE
パパスさんが、モンスター2匹に嬲られている。
まともにやり合えばパパスさんの方が強いだろう。
いや、実際勝っていた!
しかし、紫の魔道士がリュカを人質に取った!
リュカは俺を抱えて逃げようとしたため、奴らにやられた。
リュカ一人なら逃げれたに違いない。
その為パパスさんは奴らに反撃が出来ない。
「お、お父…さん…負けない…で…た、戦っ…て」
リュカは気が付いていた。
あんなにボロボロになっても…
「お、お父さ…ん…僕…の事は…い、いいから…お…願い…負…けないで」
しかし、パパスさんはもう戦えない…体中から血を流し手足を切り落とされている。
「リュ、リュカよ、聞こえるか…私はもうダメだ…お前の母は生きている!魔族に攫われ…そ、そこの、ゲマに攫われまだ生きている!
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