九十四 瀬戸際にて
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天はネジに味方した。
首だけをめぐらして、ネジは背後を見る。すぐ後ろで落下してゆく水に、彼は眼を瞬かせた。無理に上半身だけを乗り出して、下を覗き込む。
派手に飛沫を飛び散らせる瀑布。凝視するものの、チャクラが枯渇していたネジには到底【白眼】を発動出来ない。
それでも眼を凝らす。
白滝の中、人影は無かった。
重い身体を引き摺り、ネジは滝から離れた。
河原でばったり倒れる。もう意識を保っていられなかった。
だからネジは気づかなかった。
自分が今いる場所が、波風ナルとうちはサスケが対峙している『終末の谷』…――その上流にいる事実になど。
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