6話 キャルフォルニアの嵐(キャルフォルニア奪還) 10.27
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とレイ少佐」
「いや、今は民間人だから普通に父でよいぞ」
「あと父さん。操縦の伝達系統とモニター等視覚系統の研究を進めて欲しい。教えたアイデアが参考になるはずだから」
「わかった。近日中にでも結果を出す予定だ」
そう言ってテムはグレイファントムを後にした。
艦橋では各クルーが最終チェックに入っていた。オスカ・ダブリン、マーカー・クラン両オペレーターが通信士のフラウと連絡を取り合い、フォン・ブラウンの管制とも通信をし出港後の進路がクリアであることをブライトに告げた。そしてブライトは出港の合図をした。
「全クルーに告ぐ。本艦は地球へ向けて出港する」
そう言うと機関士がエンジンに火を入れ、グレイファントムはフォン・ブラウンを8:30を持って出港した。
久しぶりの宇宙航路。艦橋のクルーは興奮していた。
カイとハヤトは星々を見てははしゃいでいた。
アムロとシロッコはブライトの隣で方や腕を組み、方や腰に手を当てていた。
シロッコがアムロに声を掛けた。
「アムロ君。この作戦どう思うかね」
「今の戦力ならば疑うことなく上手くいくでしょう。ただ」
「ただ?」
「相手の出方次第です。あのルナツーへの侵攻はジオンに余程の決意をさせた何かがあったのかもしれません。さもなくばあんな賭けにでないと思います」
「君もそう思うか。確かに、ルナツー会戦に参加したジオンは総帥含めた宇宙軍のほぼ総力だと聞いた。確かに賭けだな」
「そう、それに勝った。ジオンは並大抵な敵でないことが改めて思い知らされた一戦です」
「なるほど。確かに相手の出方次第だな」
それを話終えると、識別不明の標的が接近しているブザーが鳴り響いた。
ブライトはフラウに確認を急がせた。
「敵です。2時の方向。ムサイ級2つ確認」
ブライトは一呼吸おいてクルーへ告げた。
「よし!第一種戦闘配備。モビルスーツ隊も用意しておけ」
そう告げると艦橋にいるパイロットすべてが格納庫へ走っていった。
ムサイからザクが計8体出てきていた。この頃の宇宙の勢力圏はほぼジオンのものであったがため常に哨戒行動を取っていた。ジオンもまさかこの宙域に連邦がいるとは思わず慌てていたが、すぐに立ち直り臨戦態勢を整えていた。
グレイファントムから出撃可能なすべてのモビルスーツが出ていた。
ガンダムのアムロはジム改のシロッコと連携を取り、6機のザクを機動性能と操縦技術で翻弄した。
「なんと反応が遅い!」
シロッコはザクのパイロットの技量の無さに嘆きつつもビームサーベルでザクの側面に入り込み、一太刀浴びせ撃墜した。もう一機もマシンガンでピンポイント
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