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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
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」
「え、えっと、血を吸うんですよね?」
「そのとおりです。唯あれは嗜好品としての意味合いが強く、また少量で満足してしまうので……虫に刺されたのと同じような物でしょうか」
吸血鬼が虫と同じにされてしまった。
もう少し強くて、エロ目な生物のようなイメージが合ったのだけれど何かが違う。
そう思いつつ石を拾っているとそこでリリアが、
「そういえば試験な感じの戦闘についてもう少し詳しく教えてもらえないかしら」
「いいですが、そんなに聞いてどうするんですか?」
「実はあの遺跡自体が古い時代のものでね……ちょっと知りたいことがあるの」
珍しく真面目な顔になりリリアが僕にそう告げたのだった。
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