お見合い騒動のその後と説明
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神埼邸での騒動と、黒鬼会の襲撃から翌日帝国華撃団は歌劇団として、6月公演演目リア王の舞台練習を開始していた。
「カンナさんどうしてそんなにアドリブを入れるんです?あなたに合わせる私と織姫さんのことも考えてください」
「だがよすみれ、今回は直哉が.出演できないんだぜ、あたいらで、できる範囲でアドリブ入れていかねえと、お客が満足できねないんじゃないか?」
「それはそうですけど」
「織姫さんはどう思います?」
すみれが、織姫に質問をした。
「確かに今までは、直哉君が出るだけで、観客は盛り上がってくれましたけど、今回は出来ませんからね」
「そう言えばすみれと織姫は、直哉が、総司令官やってる事には反対か?」
「「ああ、そう言えばこの後その話をするんでしたね」」
「あたいは直哉がしてもいいと思ってる。米田支配人が退院するまでだしな」
「確かにそうですわね。部隊としても、トップに何かあってもいいように代わりの人がすることも、ありますし」
「私は、直哉君が総司令する事は賛成ですよ」
「「それは何故?」
すみれとカンナが、織姫に質問した。
「その理由は、まず総司令と言うことで、前線に出ないという事で、少なくとも、直哉君の安全は確保が出来ますが、デメリットとして、双天武が使えないことです」
「確かに、双天武が使えないのは、痛いよな」
「でも直哉君とさくらさんには、無理をさせたくないですわね」
「そうだな」
「直哉君とさくらさんに何かあったんですか?」
「「前大戦時に、隊長に直哉が殺されかけたんだ。ですわ」」
「ええーーーそれ本当ですか?」
織姫は二人の話を聞いて、驚いていた。
そして、三人は着替えを済ませ、集合場所の地下司令室に向かった。
地下司令室では・・・
「こら直哉君君は、隊員なんだから、席はこっちだ」
「いえ、違うわ直哉君の席はこっちよ」
「それは違うだろ、さくら君」
「大神さんもいい加減諦めてください」
「誰か助けてーーー」
直哉は助けを呼ぶと、加山が来た。
「大神余り熱くなるなよ」
「しかし」
「さくらさんも熱くならないで、こいつみたいに馬鹿になりますよ」
「それは、嫌ですね」
「なんて事を言うんだ加山。そう言えば加山どうしてここにいるんだ」
「それじゃあな大神」
そう言って加山は、地下司令室を出て行った。
そして、隊員が集合し、副司令である藤枝かえでから今回の直哉の総司令官についての説明が始まった。
「大神君、それに皆よく聞いてね。今回の直哉君の件は、全て米田司令の意志なのよ」
「司令の意思ですか?」
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