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緋弾のアリア 転生者はハートネット
第1巻……動き出す緋色の運命
1.1弾 新生活と初陣と……ハヤト編
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「怯んでんじゃねえよ!!近づけるな!撃ちまくれ!」

「クソッタレが!!」

まぁ当たるはずもないがな……

「お前ら……そんなもんか?そんな大甘で下品な狙い方でオレに銃弾をヒットさせれるとでも思ってんのか?」

オレは壁を蹴り宙を舞い、回避しつつ相手の生徒達に問いかけた。

「化け物が……!」

数撃ちゃ当たるって言葉もあるが、オレには通じないぞ?……と内心で毒吐きつつ……

「プレゼントだ。うけとっておけ」

飛来する十数発ゴムスタン弾をオレは絶界から引き出した「コルト・ガバメント/ハヤトカスタム」のレセプターを三連バーストに切り替えて弾丸を迎え撃つ。

バババムッ!バババムッ!

弾頭がゴムなので跳弾が通常は予測できない方に飛んでいく。しかし入射角やぶつかり合う角度を調整してやれば……その弾丸を相手に返すこともできるのだ。

「ディフェンス・カートリッジ ギフト」とでも名付けるか?まぁ……贈り物でいいか。

「な、何ぃ!?」

「ぎゃあ!?」

「跳ね返しただと!?グギャッ!?」

オレの返した弾丸は数発が相手に命中して戦闘不能扱いに。ゴムスタン弾が眉間に当たって気絶する奴もいた。

「クソが……ありえねぇ……」

捨て台詞なのかそれとも独り言なのかわからないが……ほっとくか。

気絶した奴らを絶界から引っ張り出したロープで縛って吊るしタグを奪う。
このタグは倒した相手のタグを奪って自身の得点に還元するのだと説明を受けた。

しかし……これ、全員〆たんじゃないのか……オレ?

前の武偵ランクはE……やっぱ童貞捨てたら一皮むけるのか?……絶対違うよな!そうだよな!

そこらには縛られて吊るされた生徒が多くいる。

「……!」

「ほう……大した奴だな。全員縛り上げたのか?」

オレは反射的に銃を構える。そこにはどこかのゴルゴ13みたいな雰囲気の男が立っていた。

その距離は10m……相手にもよるが一瞬で距離を詰められかねない距離だ。

「この距離で気がつくのも高評価だ……俺は試験官。狙撃科(スナイプ)で指導している教務課(マスターズ)の南郷だ」

「なるほど。スナイパー養成の指導をなされていれば、その抜足にも納得ですよ」

嘘偽りなく俺は南郷試験官に警戒しつつ相手の力量を図ろうと観察する。

鍛え抜かれた肉体に劇画チックな顔は……リューク・東郷を連想させる。

「安心しろ。お前が仕掛けてこない限り、俺から仕掛けることはない……このビルに潜んでいる試験官全てを無力化すれば武偵ランクがSランクと扱われるがな」

が、無謀に突っ込むのは駄目だろう……相手は徒手もできるはずだ……なめてかかると痛い目にあう可能性大……最悪持っていたタ
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