5部分:第五章
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揚げを食うと血で口の中はおろか唇まで汚れる。しかし彼はそんなことは意に介さず平然として食べ続けるのであった。
「違うか?」
「いやいや、その通り」
「満足させてもらったわ」
彼等はそのジャックの言葉に応えて述べた。
「おかげでな。またしようぜ」
「そうね。またすぐにね」
こんな話をしながら暴飲暴食に入りそのまま潰れてしまった。彼等が潰れて暫くしてからジャックの部屋の前に私服の男に連れられた制服の男達がやって来た。
「ここだな」
「はい、そうです」
「ここです」
制服の男達が私服の男の問いに答えていた。
「ここがリッパーの部屋です」
「間違いありません」
「そうか。ここか」
私服の男は彼等の言葉を聞いてまずは頷いた。
「あいつの部屋か」
「前から色々と嫌な噂のある奴でした」
「実際に罪も犯してきていますし」
制服の警官達は顰めさせた顔でその鉄のドアを見ながら述べた。
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