序曲……物語の始まり
プロローグ その2……その名はリサ
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致った理由を説明してくれて落ち着くことができた。
彼のいうことを要約すると、こうだ。
オレのお父様であるトレイン・ハートネット三世の頼みでオレを引き取り、鍛え上げる。
うちの両親も武偵。
とあるヤマを解決するために国外に出張る際、オレ一人を屋敷に残すのはキケンだと判断して教授に預けることにしたようだ。
父さん……伊・Uも十二分にキケンだと思うのはオレが間違ってるのでしょうか……?
たまにやってくる幹部クラスの人々と半ば強引に模擬戦させられて毎度死線を越えさせる超スパルタ戦闘訓練にシャーロック=サンの苛烈なしごきも加えて毎日死にかけてんだけどな……あれ?なんでだろ……目尻に汗が……
とにかく、基礎トレーニングと簡単な戦闘訓練(笑)で満足していた1年前のオレを殴りたくなってきた……あと、3年前より髪の色が変化してる気もするんだけどな……父さんに似た茶髪が朱金髪になってきた気もするし目も青に緋が混じって薄い紫っぽくなってきた。
なんかの病気か……?それとも色素が変わったのか?……原因不明なので近々教授に相談するのもアリか?
彼ならなんらかのことは知ってる気がする……だって教授だしな……決めつけが過ぎるって?これくらいは言わしてくれよバーニィ。
……まぁ愚痴ったところで仕方ないな。
さて、休憩タイムもそろそろ切り上げて自主練に戻るか。
◯
「さて、ハヤト。君に紹介したい女性がいるが少しいいかね?」
「いつも有無なしに模擬戦させてるだろうが、あんたは」
「なんのことかね?それはまぁ端に置いておきたまえ。リサ君、入って来なさい」
教授が手招きして「はい!」と若干気合の入った少女の声が聞こえてきた。
オレは彼女を見て……思わず惚けてしまった。
まっすぐに整えられた長い不思議な色合いの金髪。
モデルのように整った愛らしい顔立ちとグラマラスかつスリムな体型にではなく、彼女から感じられる純粋さにオレは心惹かれた。
「リサ・アヴェ・デュ・アンクです。リサとお呼びください!」
「えっと……オレはハヤト。天道・H・ハヤト……です……」
オレはリサ……彼女に一目惚れしてしまったようだ……心臓のを落ち着かせようと必死に動悸を抑えるが暴走したように心臓は早鐘を打ち続ける。
「リサ君。彼は君にかつて助言したが……『西から来る初心で恥ずかしがり屋な貴族の少年』だよ」
そのことばにリサが反応して……「あなたが……」と呟くや否やオレに抱きついてきたってアイェェェッ!?ナンデ!?
「リサは……リサは……リサのご主人様をずっと、お待ちしておりました!末永くリサをお可愛がりください!!」
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