それぞれの聖戦……序章です。
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ス・ギアあぁぁぁ!?」
いきなり奇声を発する春奈。しかし、無理もない。
飛行艇が東より近づいてこれば当たり前だろう。二股に分かれた機首の奥にそびえる艦橋。そしてその大きさに驚いた。目測での全長は有に270mを超えているだろう。
「大変だよ……みんなに知らせなきゃ。」
春奈はまずは千冬に連絡を取る。そして、千冬はその場で待機という指示を春奈に出すと全生徒に避難勧告を出した。そんなやり取りをしている間にも飛行艇はこちらに近づいていた。
「IS学園を守るシールドを突破してきたらどうしよう……。よく見るとピンク色って派手ですね。」
余計なお世話だと飛行艇に言われた気がした春奈だった。
シールドが貼られているギリギリの地点でドゴス・ギアは停止して動かなくなった。
しばらくすると飛行艇からわらわらと何かが射出されていた。
春奈はISを準待機状態にしてハイパーセンサーを起動して視覚を強化し、それらを確認して―――固まった。
その目に飛び込んできたのはとんでもない数の無人機の反応だった。その数150以上。
「マラサイにハイザック……バーザム、ガルバディβ―――全部ドダイに乗ってる……」
飛行能力があることを確認した春奈は内心で舌打ちを一つ。
避難するべきかとも考えたが春奈は動くことにした。
「ほかの生徒に危害が及ぶ前に数を減らす……反省文何枚書かないといけないだろう。人生損ばかりじゃないとは思いたいけどね。」
そう言いながら春奈はフリーダムを展開して飛翔する。
「行くよ、フリーダム。」
マルチロックオンシステムを起動してフリーダムの全武装を展開する春奈。目標はドダイに乗る無人機多数だ。
「(相手が交戦距離に入る前に何機か叩き落とす!)」
春奈は狙いを定めトリガーを絞る。そして―――
「フル・バーストッ!!」
色とりどりの閃光とエネルギーの奔流は交戦できない無防備な無人機たちを無慈悲に襲う。
「9機撃墜か……まだまだ行くよ!」
交戦距離に入った無人機たちは春奈に向けてビームライフルやヘビィマシンガンで弾幕を張りながら接近してくる。
春奈はそれをVLを起動、機動力を底上げして回避行動とバレルロールを駆使してくぐり抜けていく。
右手から左手に持ち替えたルプスで春奈がドダイを狙い打ち落とすと無人機は海に落ちていく。
「次ィ!(戦艦を狙えば……勝てる!)」
もしも人が乗っていれば自分は人殺しになる。そう考えた春奈は戦艦の機動力を奪うことにしたのだ。
ビームサーベルを構えて接近してくる無人機を蹴飛ばし撃ち抜く。さらにドラグーンを駆使して無人機を次々と屠
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