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宴のゲスト
4部分:第四章
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第四章

「それはどうかな」
「死んでるのかい?」
「どっちでもいいさ」
 その平然とした顔での言葉であった。
「生きていようと死んでいようとな。どっちでもな」
「まあそうだな」
 チャーリーも笑みで彼に返した。その笑みにはやがて狂気も含まれていった。
 その笑みは彼だけではなかった。四人全員にである。彼等はその生きているのか死んでいるのかさえもわからないヘンリーをシャワールームに連れて来た。タイルのその場所はユニットになっており浴槽にはもう煮えたぎった湯が並々と入れられ湯気を立てていた。
「いいか?」
「ああ」
「ここに入れるんだな」
「そうさ」
 ジャックは三人に対して述べた。
「一気に放り込むぞ。いいな」
「よし、それじゃあ」
「一、二の」
「三!」
 息を合わせてそのうえでヘンリーをその浴槽の中に放り込む。バシャン、という音と共に派手にその湯の中に放り込まれると。頭の血で急激に濁っていくその湯の中でその身体が赤く染まっていく。そうしてその中で皮膚がズル剥けになっていくのであった。
「ヒャッハハハハハハハハハハ!」
 ジャックはその皮膚が剥けていく彼を見てけたたましく笑った。
「どうだよ、見ろよ!」
「ヒャハハハハハハ、そうね!」
「おい、まるでスープの中のトマトだぜ!」
 エリスもエドガーもこう言って狂気の笑いを浮かべる。
「何か肉まで見えてきたぜ!」
「どうだよ、いいアイディアだろ」
 ジャックはその肌を剥けさせていくヘンリーを指差して転げるようにして笑っていた。
「こうやってな。スープを取るってのはな」
「そうだよな。相変わらずセンスいいぜ」
 チャーリーもまた腹を抱えて笑っていた。
「これで後はどうするんだい?」
「こいつを引き摺り出すだろ」
「ああ」
 今度はその湯から引き出すというのだった。
「それでな。チェーンソー出すだろ」
「あれか」
「そうさ。あれを出すんだよ」
 ジャックは笑い続けながら言葉を出していく。
「それで手も足もばらばらにしてな」
「あと鉈もまたあるぜ」
 その鉈でヘンリーを打ったエドガーが言った。
「これも使うよな」
「勿論さ」
 それもだというのだった。
「それでも使ってな」
「そうか。じゃあそれも使ってな」
「ばらばらに切り刻んでやるぜ」
 ジャックは満面の笑みを浮かべながらとりあえず湯を引き抜いた。その濁った血で真っ赤になった湯が急激に落ちていく。そうしてそれがなくなると彼を引き摺り出した。
 身体は反射的な痙攣を続けていた。それを見ると生きていたのかも知れない。だが四人にそのチェーンソーと鉈で切り刻まれている時にはもう助かることは不可能になっていたことは間違いない。 
 両手両足をばらばらにされ達磨のようになっ
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