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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico40ドラゴンソウル〜The Boss of Lindwurm〜
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『ヤー! 氷結圏、行っくよ〜!』
アイリの氷結付加が俺の術式に反映される。俺は「氷結系遠距離攻撃!」ヨルムンガンド達に指示を出す。ヨルムンガンド達は「承知!」と応じてくれて、スマウグの突進攻撃を躱しつつ氷結のルーンによる砲撃を撃ち続ける。
熱の塊でもあるスマウグに着弾すると同時に水蒸気が発生し続ける。奴は水蒸気を振り切って空を翔け、ヨルムンガンド達にブレスを吐き続けていく。ブレスはとうとう下層雲海を穿ち始め、「熱っ!」フェンリル達にもダメージを与え始めていた。
「さすがは王クラス・・・!」
――
屈服させよ
(
コード
)
、
汝の恐怖
(
イロウエル
)
・ver. Gestober――
アイリの氷結付加が施された白銀の巨腕イロウエル一対を発動。スマウグの半分ほどの大きさだが、少しくらいは拮抗できるように神秘を上級術式並に付加させておいた。
「
聖拳粛清
(
ジャッジメント
)
ッ!!」
ヨルムンガンドの極太な尾による薙ぎ払いのカウンターをまともに受けたスマウグは大きく前のめりになった。それをチャンスとして俺はすかさずイロウエルによる一撃をお見舞いする。イロウエルで奴の両側頭部を同時に殴りつける。魔族であってもちゃんと脳はある。そいつを思いっきり揺らしてやれば。そう思っていたが、考えが甘かった。側頭部に直撃した瞬間、イロウエル全体に一瞬でヒビが入り、砂状にまで粉々にされた。
「マスターは上級だけでお願い!」
フェンリルから遠回しな邪魔だよ発言を食らってしまった。先ほどのイロウエルも上級並だったんだがな。やはり術式の構成や土石系がダメなのか。とにかく『アイリ! もう一度!』と、氷結圏をお願いする。
『ヤヴォール!』
次の攻撃の為に足元にアースガルド魔法陣を展開して足場とする。そんな中、フェンリルとガルムがスマウグの両脇に噛み付き、フレースヴェルグが頭部に爪を立て、さらに脳天を啄み始めた。ヨルムンガンドも両後脚を締め上げる。
「邪魔だッ!!」
全身より爆炎を吹き上がらせたスマウグ。その一撃によってヨルムンガンド達が炎に呑まれ、そして下層雲海へと吹き飛ばされ叩き付けられる。しかしタダでは転ばない。叩き付けられる前にフレースヴェルグを除く3頭は氷結砲撃を放ち、着弾させた。再び水蒸気が発生して奴を覆い隠す。
「集中砲火、今!」
叩き付けられてもすぐに体を起こしたフェンリルが指示を出すと、フレースヴェルグが翼を羽ばたかせて中位の神器クラスと同等の神秘を有する羽根の弾丸を無数に撃ち込み、ガルムは雹混じりの吹雪のブレスを吐き、フェンリルは光のルーン・オセルの砲撃を吐き、ヨルムンガンドは雷撃のルーン・ソールの雷球を吐いた。どれもこれも俺の上級術式のさらに上位・儀式系に属するレベルの威力。それを連続で直撃してもビク
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