暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico40ドラゴンソウル〜The Boss of Lindwurm〜
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ような音が続き、閉じられていた扉が開き始めた。すると咆哮の声量がさらに大きくになる。さらに何かしらの攻撃を受けているのか扉にヒビが入り始め、ボロボロと崩れ始めていく。
「おのれ・・・! 神器王ぉぉぉぉぉぉーーーーーーーッ!!」
扉の隙間から這い出て来たのは真紅の鱗に覆われた巨大な両腕・・・ではなく前脚。続いて出て来たのは竜の頭だった。ところどころに黄金に輝く鱗があるが、真紅に輝く鱗の面積の方が広い。
「このスマウグをここまで痛めつけてくれるとはなッ! だが、我は勝ったぞ、あの神属どもに! あとは貴様から神器を奪い取り、そして再び彼の地へと帰るのみだ!!」
黄金竜スマウグ。リンドヴルム首領だった者の正体。魔界最下層にてあらゆる財王を集め、何百年と眺めるコレクター。アールヴヘイムにて、ルシルの去りし後もヨルムンガンド、“エインヘリヤル”のフェンリル、フレースヴェルグ、ガルムの4頭と死闘を繰り広げた。そして・・・勝ったのだ。
「今は貴様に勝利を譲ろう! しかし! 僅かな休息の後、我は必ず貴様の前に現れよう!」
とうとう全身が転移門の扉の隙間より現れた。黄金と真紅の斑模様と化しているスマウグの体面。そこにはもう神々しさも荘厳さも何も無い。
「グァハハハハハハ! 楽しみぞ、楽しみぞぉぉぉぉぉーーーーーーッ!!」
スマウグは大きな翼を羽ばたかせ、いずこかへと飛び去って行った。そして残された傷だらけの転移門、その扉はゆっくりとだが再び閉まった。
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