第十七話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
cil Meeting room”
というわけで、放課後。俺は隣のクラスで配布物とか宿題の類を担任から、ノートのコピーを姫子の友人から受け取って姫子の家に向かっていた。
「そう言えばあんた、部活の方は大丈夫なの?」
「ああ、一応部長にメールはしておいたから大丈夫なはず。一日撃てないのは若干不安だけど、また明日の朝にでも練習するさ」
「部活動は真面目ですよね、カミナ君って」
最初は興味本位だったわけなんだけど、去年上の大会に出場してからは結構マジになった気がする。大学ではピストルをやってる大学はほとんどないんだけど、それでも免許を取ったりして自分で射場に行って練習したりするんじゃないだろうか?と思う程度には。
「まあな。スポーツに打ち込む男子高校生、いいじゃないか」
「まあ、確かに青春っぽいけど……射撃ってスポーツなの?若干の違和感が……」
「ケホケホ……確かに私も、そう思ってたんですけどね。国体やオリンピックの種目の中にもありますし、立派なスポーツだと思いますよ」
「他のスポーツに比べて体力とか筋力よりも集中力が重要になってきたりするんだけどな」
それでもやっぱり、体力は重要だったりするし、筋力も必要なものだ。一度の試合で最低でも四十発は撃つことになるんだけど、反動のない競技用の銃でもそれだけ撃っていれば腕は疲れてきて、最後には銃を上げるのも難しくなってきたりする。普段は使わない、他のスポーツでも使うことの少ない『静止筋肉』とか呼ばれるものを鍛えることは必須だ。あと、上の大会に行くほど体力の消費が激しいように思う。多分錯覚だけど。
「なんにしても、さ。興味があるんなら明日の朝見学するか?俺しか案内できないけど」
「うーん……それもそうね。頼んだわよ、カミナ」
「ふふっ、それなら私も久しぶりにお邪魔しますね」
「オウ、大歓迎だ」
と、そんなことを話しながら足を進める。いやまあ、こんな普通な話題で話すのはここまでなんだろうけど。
「それで、えっと……先輩が言ってたのについて、この時点で分かってることってあるのか?」
とりあえず、主人公は俺らしいので俺から聞くことにした。気になってた、ってのもあるんだけど。
「ああ、あれね。さすがに情報が少なすぎたから特定はできなかったんだけど……村系よね、あれ」
「確実に村系ですね。ここまでの情報だけで考えると、殺害系です」
「やっぱりそうよね……」
「はい……まだカミナ君には早いと思うんですけど」
「あたしやティアの時点で早すぎるレベルだし、今更よ」
「ふふっ、それもそうですね。カミナ君のレベルに見合ったロアの知り合いって、今の時点では鈴ちゃんと絵さんくらいですし」
どうやら、普通なら俺くらいの初心者主人公で対処できるのは鈴
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ