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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第4話まさかの再会
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の妹、《神鳴未来》こと《ミラ》。
みんなひさしぶりに、それもこんなデスゲームで再会して、何も変わってないと少し安心感を感じた。霧島の中二病には驚いたけどーーー

「おまえ・・・ほんとに霧島か?なんでそんな格好?すごい見たことあるぞ。その漫画好きなの知ってるけど・・・、いくらなんでも影響受けすぎだろ。完全に中二病こじらせてんじゃん」

「せやろ?学校じゃ普通やったのにSAOに囚われてから偶然会ったんやけど・・・、ドン引きやで」

「酷い・・・」

「完全に黒歴史ですね、ミストガンさん」

オレが霧島・・・ミストガンの中二病を指摘してキャンディもオレと同じことを考えていたらしく心の内にしまっていたことをさらけ出し、当のミストガンはただ「酷い」とだけ口にし少し泣いている。ミラは黒歴史を産んだミストガンに哀れみの目を向けていた。
ん?そういえばキャンディ、ミストガンには偶然会ったって。

「なあ、偶然会ったって・・・、このデスゲームが始まってからすぐに会ったんじゃないのか?それになんで未来までこの世界に」

「・・・うん。神鳴くんが学校に来なくなってから、未来ちゃんに聞いたの。「お兄ちゃんがSAOのベータテストをしてる。」って。それでSAOを始めれば神鳴くんに会えるんじゃないかなって。でもみんなおんなじこと考えてたなんて・・・」

「おまえら・・・オレを追って?未来おまえ!なに余計なこと言ってんだ!」

「余計なことはないでしょ!お兄ちゃんが引きこもりになったから、みんな心配してくれたんじゃない!」

「・・・!おまえらがあんな目でオレを見るから・・・、オレは引きもった!おまえらが左腕をなくしたオレに前と変わらず接していたら、オレは変わらず学校に通ってたかも知れないし、ここにいるこのメンバーはオレを追ってここにいなかったかも知れないんだ!」

『!』

みんなはーーー、オレを追ってこのデスゲームに閉じ込められた。それを聞いて思わず未来に怒鳴りちらしてしまった。未来がオレがベータテストをしていたことを言わなかったら、みんなここにはいなかったかもしれない。ーーーいや、オレがキーになったんだ。オレがもっとあんな視線にもう少し耐えていたら、みんながここに来る理由はなかったかもしれない。未来のせいだと怒鳴った自分に、なんだか自己嫌悪感を感じた。
みんなの顔を見上げるとライトたちは複雑そうに顔を伏せていて、未来にいたっては涙ぐんでいた。

「ごめん・・・、言いすぎた。未来もみんなも全然悪くない。元はと言えばオレが・・・」

「いや、神鳴は悪くない。オレたちがナーヴギアを使ったから」

「ぐすん・・・違うよ、あたしがお兄ちゃんの気も知らずに、みんなに伝えたから」

「・・・オレ、攻略組なんだ。最前線で戦ってる」
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