第4話まさかの再会
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ンのドロップ品と金は置いていくよ。それじゃ「ちょっと待て!」・・・!」
オレはみんなに顔を合わせられなくなり、ドロップしたアイテムとコル(SAOの通貨)を置いてこの場を去ろうとすると当然呼び止められた。
「この層の主街区にオレたちの拠点にしてる宿がある。・・・寄ってかないか?」
「そうだよ。おいでよ、お兄ちゃん」
オレは妹たちが拠点にしている宿に招待され、渋々その拠点に今日はお世話になることになった。
******
その日の夜7時。
「それでは!我らの友、そして《ミラ》の兄、《神鳴竜》との再会を祝しまして!」
「「「「「かんぱーーーーい!!」」」」」
「か・・・乾杯・・・」
何故あの昼間の暗いやりとりから今晩は宴会ムードになるんだーーー。元々オレから距離を置いてみんなから離れたんだから急にそんな「かんぱーーーーい!!」なんて叫ばれても気まずいんだよーーーん?《ミラ》?
「なあ、《ミラ》ってもしかして・・・」
「そう!あたしのアバターネームだよ。お兄ちゃん!」
「ったく!久しぶりに会ったのにずいぶんテンション低いじゃねーか!もっと騒げよ神鳴!」
「うるせぇ、おまえらも昼間はこんなもんだっただろ!それと、一応この世界でその名で呼ぶな!ここでのオレの名前は《ライリュウ》だ、《明石》」
「ああ、そうだったな。じゃあ改め自己紹介しとこうか。《明石翼》こと、《ライト》だ!よろしく!」
「ひさしぶりだな、オレは《霧島弾》こと、《ミストガン》。また会えて嬉しいぜ」
「ウチは《雨宮かんな》こと、《キャンディ》や!よろしゅうな!ライリュウ!」
「ひさしぶり神鳴くん・・・いや、こっちじゃライリュウくんだね。《河村亜利沙》こと、《アリー》です」
オレたちはこの世界での名前・・・アバターネームで自己紹介を始めた。
テンションのやたら高いオレより少し背の高い白い着流しを着ている、《明石翼》こと《ライト》。
黒いマントを着て同じく黒い帽子と迷彩柄のスカーフで顔を隠していたために名前や声を聞かないと誰だか判別できなかった少年、《霧島弾》こと《ミストガン》。アバターネームといい格好といい、某人気バトルファンタジー漫画の中でかなり謎が多かった登場人物を意識している。ーーーこいつ、絶対オレが引きこもってる間に中二病こじらせたな。
関西弁の赤いスリットの深いチャイナドレスを着た小学生の時に東京に引っ越してきた少女、《雨宮かんな》こと《キャンディ》。
少し引っ込み思案に加えおしとやかで学年でも隠れファンが多かった、すみれ色のスカートタイプのくの一のような服を着た少女、《河村亜利沙》こと《アリー》。
そして紫色の巫女さんのような装束に身を包んだオレ
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