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イナズマイレブン〜クロスライジング〜
神を超える悪夢 後編!!
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「がっ…!ぐぉぉっっ!」

円堂は必死に歯を食いしばり、ボールを止めようとするが円堂のマジン・ザ・ハンドは完全に押され、魔神の姿が遂に消えた。

「なっ……!?ぐあああああっっ!!」

ピ────────!!

俺は吹き飛ばされた円堂に、向かい走った。

「円堂大丈夫か!?」

「ぐっ…!マジン・ザ・ハンドでも止められないなんて…、じいちゃんの最強技が…」

「…円堂、取られた点は俺たちが必ず取り返す!まだ試合は終わってねぇ!まだまだこれからだ!」

「…雷藤、ああ!」

俺はそう言うと元の場所に戻ったが、実際かなり厳しい…。円堂のマジン・ザ・ハンドでも止められない黒薔薇のシュート…、強いシュートを撃たれる度に強くなる影宮…。戦況は不利と言えるだろう。

俺は痛み止めが効いてきた足をトントンと地面に叩くと、気合いを入れ直した。


次も俺達のボールからだ。

俺も今度は上がっていく。

「イリュージョンボール!」

「真電光石火ぁぁっ!」

俺と鬼道がドリブルで抜き去っていき、影宮のところまで上がってきた。

「クククッ!次はどんなシュートを撃ってくるッッ!!」

「おおおっ!!」

影宮のその言葉を遮るように、鬼道は真上にボールを放ち、そのボールが雷雲のように変化し、そこから雷が落ちてくる。

「「「おおおおっっっ!!」」」

そして俺、豪炎寺、鬼道で蹴り込んだ。

「「「イナズマブレイクッッ!!」」」

ズガァァァァーーンン!!

「これは千羽山の無限の壁を破ったシュート…!ハハハッ!楽しませてくれそうじゃねぇかぁ!!」

影宮は叫ぶと、黒い手を出してイナズマブレイクを止めにいく。

「ブラッディ・ハンド改ィィッ!!」

ギュガガガガガガガッッ!!

「いいねいいねぇ!!強ぇ、強ぇぇシュートだぁ!アッハッハ!!」

ギュルルル!! ガシュッッ!!

「ぐぅ!」

影宮の進化したブラッディ・ハンドでも完璧に威力を抑えれず、ボールは弾き返って鬼道の元に返ってくる。

ここでシュートを決める!

「いくぞ!ピィ─────!!」

鬼道がペンギンを出現させ、俺達はシュート体勢に整える。

鬼道は上空に皇帝ペンギンを放った。

「皇帝ペンギン2号じゃないのか!?」

黒薔薇が叫んだ。

「いくっスよぉ!!」

上がってきた壁山に俺と豪炎寺は、壁山の腹を使い二段ジャンプをし、その皇帝ペンギンにツインシュートを放った。

「「おおっっ!!皇帝ペンギン2号落としィィッ!!」」

空からペンギンが影宮に襲い掛かる。

「進化した皇帝ペンギンってか…、面白レェ!!ブラッディハンド改ィィッ!!」


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