オープニング Fate/parallel world
第1話 訪れる夜
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は、その英霊達を特殊な術式を持ってある程度に力を制限させて現界させた使い魔の事。
そしてシャドウサーヴァントとはサーヴァントたちの残りカスで、人格にステータスもかなり劣化しており柔軟な発想も出来ない常闇の危険な木偶人形の事である。
「――――ということです。しかし我々にも理解できていない事があります。シャドウサーヴァントは本来のサーヴァントが消滅した後に、出現する者です」
「それの何所がおかしいんだ?」
「今回は何故か先にシャドウサーヴァントの方が先に出現していますので、我々が把握していた常識とは違うのです」
マープルの後にクラウディオが引き継いだ。
2人の説明を聞き終えた帝は、顎を撫でるようなしぐさを見せた。
「成程・・・・・・で?俺に如何して欲しいんだ?俺になんか要望があるから話したんだろ?」
「いえ、現時点では帝様にこの件での要望はありません。ですが、急を要した時に報告しても手遅れになる可能性もあったので、耳に通しておこうかと愚考したまでです」
詰まる所何かあった時に対する時のための措置であった。
「保険策か。お前らしくも無いな、ヒューム。・・・・・・・・・つまり、そのシャドウサーヴァントがそれほどに強いって事か?」
「個体によりますが、先程伝えました通り本来よりも劣化してますので大体の奴らはそれ程の攻撃力はありません。しかし私の家はあくまでも不死殺しの一族ですので、一応攻撃を与える事は可能ですが効果は薄いのです」
そのヒュームの目は真横の2人に眼を向ける。
「そして私とマープルは魔術を修めてはいますが、あくまでも学問としてですので、戦闘に応用できるのは強化と言う名の変化のみです」
「詰まる所、お前らの現在臨み求めているのは即戦力になりうる戦闘面に特化した魔術師か?」
「正確には魔術使いですね」
マープルが帝の解釈を補足した。
「そんな事を一々言わなくてもいいだろう?それで心当たりでもあるのか?」
『・・・・・・・・・・・・』
帝の疑問に押し黙る側近達3人。
それだけ今回の問題が相当なものだと推し量れた。
そこで、今この場でほとんど発言していないあずみに眼を向けた。
「そういやぁ、あずみも魔術師なのか?」
「いえ、私の忍足は元々風魔の一族で、我々の祖が日本各地の魔術師の家系とそれなりの距離を保ちつつの関係があったが故に知り得ていますが、私は使えません」
「そんじゃ、日本の魔術師の家系がどれほど残っているか知ってるのか?」
「申し訳ありませんが私では・・・。ですが、日本の3大名家は魔術師――――というよりも呪術師の家系で、今もなお修めている可能性があるかと」
「しかし我々が求めているのは戦闘に特化した魔術使い
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