第三十六話 佐藤大尉!ちはやぶる!!その六
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「それでごわす」
「そして空軍衆からですね」
瞬は既に空軍衆大将の軍服を着ている、第二次世界大戦中のドイツ空軍の軍服をモデルにしている。ただ階級章は日本陸軍のものだ。
「佐藤大助大尉が出陣ですね」
「日帝衆きっての百人一首の達人でごわす」
お決まりの設定である。
「尚作者は百人一首にトラウマがあるでごわす」
「高校時代一生許さないという位嫌っている奴が得意で自慢していたのですね」
「そうでごわす」
「それでも百人一首自体は好きで」
「作品として書いてもいるでごわす」
そいつは今も会っても話もしたくないが百人一首自体は確かに過ぎだ。
「そしてあの漫画も好きでごわす」
「ちはやぶるも」
「だからでごわす」
「今回の種目に選んだのですね」
「そうでごわす、その作者の思い入れもあるいでごわす」
それ故にとだ、西郷は瞬に言った。
「毅然とした戦いを期待するでごわす」
「わかりました」
瞬は西郷に敬礼をして応えた、そしてだった。
彼は奈良県春日大社で修行をしている佐藤のところに行った、眼鏡をかけている細面の男に声をかけた。着ている服は空軍衆大尉のものだ。
百人一首で青年達を圧倒している、それが彼の修行だった。
「やっぱり佐藤さんお強いです」
「もう速さが違います」
その手の動きもというのだ。
「それに歌もですね」
「全部覚えているんですね」
「はい、百人一首はです」
まさにというのだ。
「まずは歌を覚えることです」
「それからですね」
「強くなるんですね」
「そしてそれを自慢しない」
「そのことも大事ですね」
「そうです、作者が今も嫌い抜いている人物の様になってはいけません」
冗談抜きで二度と会いたくない、会っても無視することが決定している。
「あの様なことは」
「慢心しない」
「そのことも大事ですね」
「百人一首は」
「はい、勝っても驕らず」
決してというのだ。
「そして喜ばず」
「静かにですか」
「そうあるべきですか」
「そうです、そうあるべきなのです」
それが百人一首だというのだ。
「作者が嫌っているそのかつてのクラスメイトと同じになってはいけません」
「といいますか作者もしつこいですね」
「作品に自分のこと書くこともあれですし」
「ネタとしても失敗してます」
「これはギャグになっていませんよ」
キャラクター達からの冷静な突っ込みである。
「何でこんなこと書くのか」
「普通に百人一首を書けばいいのに」
「そこでこうしたことを書くと」
「本当に人気が落ちるんですが」
「発作です」
それ故にこうしたことを書いたというのだ。
「作者の高校時代のトラウマが出てのそれです」
「ああ、それがありましたね」
「作者の高校時代の
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