暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another21 ボロック
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の不調を感じたゼロも膝をついてしまう。

マリノ「な、何だいこれ?急に身体から力が…」

シナモン「か、身体の機能が麻痺していきます…」

マッシモ「ま、まさか…この歌声は、相手の機能を徐々に停止させていく技なのか…?」

ボロック「そうでーす!!いくら強靱なアーマーを纏っていても、私には通用しません。何故なら私はこの美しい美声による内部破壊という戦いを得意としているのですから。きょ〜っほっほっほ!!」

ルナ「や、やべえ…意識が…」

エックス「ぐっ…ハイパー、モード…グライドアーマー…!!ホーミングチャージショット!!」

2発の誘導エネルギー弾とチャージショットがQビットと背部の音叉に炸裂し、歌声の威力が急激に下がる。

ボロック「え?」

エックス「くっ…お前の歌声は背部の音叉とビットによって増幅させていたんだろう?つまりビットと音叉さえ破壊してしまえば、お前は殆どの攻撃手段を失う!!」

ボロック「きょ!!?ま、まさか私の能力の弱点を見抜くとは!!」

ゼロ「お前の戦い方を見ていれば気付かん奴などいない!!」

ゼロの尤もな発言と同時に全員がボロックに一斉攻撃を仕掛ける。

シナモン「バイタルスクラッチ!!」

ルイン「チャージセイバー!!」

ゼロ「零式乱舞!!」

マリノ「ハイパーダイブ!!」

アクセル「永久氷河!!」

ルナ「フリージングドラゴン!!」

マッシモ「ベルセルクチャージ!!」

エックス「これで終わりだ!!スパイラルクラッシュバスター!!」

全員がハイパーモードを使い、ボロックに向けて強烈な一撃を喰らわせる。
因みにゼロはパワーフォーム状態での零式乱舞である。

ボロック「うぎゃああああああああ!!!!」

全員の攻撃を喰らったボロックはゴロゴロと転がりながら装置に激突した。

ボロック「ぐっ…レジスタンス共め…ここまでやるとは…あ、ああ!!」

エックスの足元に落ちている超フォースメタルを見て、ボロックは慌てる。

ボロック「イプシロン様から頂戴した。大事なフォースメタルが…んしょ…んしょ…んしょ…」

ゼロ、ルイン「「…………………」」

無言でボロックの眼前にセイバーを翳す2人。

ボロック「ぎょ!!?ぬうう……止むを得ない!!ここはひとまず…撤退だーーーっ!!!!」

見た目から想像もつかないくらいの速さで転送システムに乗り込むボロック。
転送の光に包まれたボロックは次の瞬間消えた。

マッシモ「何だ…歌声にさえ気をつければ大したことない奴だったな」

アクセル「まあ、見た目的にも戦闘に向いてそうには見えなかったしね」

エックス「よし、とにかく。装置を止めることが出来たぞ。」


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