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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第39話:天と地と努力の恵み
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フォン》を近くの草むらに投げ捨てる。
呆然とする私達と、恥ずかしそうに俯くフェルマー君。
あの人にツッコミなんて出来ないわよ……まぁ現在進行形で突っ込まれてたけど。

『あぁん? い、一体……はぁん? 何の……よ、用なの……よぅん?』
「取り込み中なら出るな馬鹿!」
『い、良いから……あぁ良いわぁ? よ、用件だけ……はぁ〜ん? 言いな……さい……よ』
「い、今サンタローズで……フレイの彼氏と会ってるんだよ! ただそれを伝えたかっただけ!」

『え、マジで!? フレイに彼氏が出来たの? ちょっと見せなさいよ』
声からするに流石に止めたのか、MH(マジックフォン)にフェルマー君を出す様に命令するお義姉様。
しかし草むらから拾い上げたMH(マジックフォン)には、行為を続ける男女の姿が……

「馬鹿かお前は!? フレイの彼氏を見たいのなら、裸隠してMH(マジックフォン)に出ろ!」
『うっさい、アンタに子供が出来たから私だって焦ってんのよ! それに家族しか居ないじゃん。裸くらい見られても良いでしょうに!?』
裸見られてるだけじゃないじゃん!

「あの……俺は困りますよ……」
本当に昔のティミーにソックリなフェルマー君は、MH(マジックフォン)から顔を背けて勘弁してもらう様懇願する。

『ちっ……ちょっと待ってなさい、あと一発ヤったら私もそっちに行くから! さぁアナタ、ペースアップよ!』
『りょ、了解……今、濃いいのを中に出(ブチッ!)』
夫婦の会話が終わる前に、私の夫が強引に通信を切った。

「す、すまんフェルマー君。あれが強敵のポピーだ」
「は、はぁ〜……流石ティミーさんとは双子の妹さんですね。お美しい方でした」
意外に口は達者ならしく、顔を赤くしながらもティミーとポピーお義姉様を美しいと褒めた。

「まぁ……我が家は容姿だけで言えばトップクラスだ。どの()を選んでもハズレは無い……容姿だけは!」
「そ、そうですね……俺も一目惚れですから。フレイの容姿に」
そう言うと泥だらけの手を握り合うフレイちゃんとフェルマー君。
ラブラブな様子だ。

アルルSIDE END



(サンタローズ)
フェルマーSIDE

フレイと一緒に畑仕事をしてたら、突然彼女の腹違いのお兄さんが現れ、緊張しながら挨拶をしたのだけど、とても良い方みたいで安心した。
何より緊張が解れたのは、不思議な機械を使って腹違いのお姉さんと会話した事だろう。

いきなり……その……エッチな事をしてる最中だったけど、あんなハプニングがなければ未だに緊張は解れなかったはずだ。
でも強敵だというのには納得出来る。

フレイの家から少し離れたところにあるマーサ様の家の前で、何気ない会話をしてると(くだん)
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