欠陥
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『これは驚きました。蛇姫の鱗の主力3人を相手に一歩も引かないミリアーナとベス!!』
『ミリアーナの猫のような素早い動きとベスの野菜魔法に蛇姫の鱗の3人は戸惑っておるようだね』
実況席の3人はカグラさんを温存しながらもジワリジワリとレオンたちを追い詰めていくミリアーナさんたちに驚いている。
「いてててて・・・こいつら、結構やるぞ」
「そうみたいだね」
「これぐらいでなくては面白くない」
レオンたちはそう言うとミリアーナさんたちの次なる攻撃に備える。
「ネ拘束チューブ!!」
「きゅうりロケット!!」
ミリアーナさんがチューブを、ベスさんが巨大なきゅうりをレオンたちに発射する。
「だが!!」
「ニャッ!!」
「あれ!?」
ユウカさんは2人の攻撃を波動のシールドを作り受け止める。それを見たミリアーナさんたちは驚く。
「俺の波動は魔法攻撃を無効化できるのだ!!」
「ふ〜ん。それなら」
「これはどうかな?」
ミリアーナさんとベスさんはアイコンタクトを取ると同時に魔法を繰り出す。
「ニンジンミサイル!!」
「ネ拘束チューブ!!ダブル!!トリプル!!う〜んと・・・たくさん!!」
ベスさんの無数のニンジンとミリアーナさんの手から出てきたたくさんのチューブ。ミリアーナさんも数が多すぎてワケわかんなくなってたけどね。
「1度に何本も出せるのか!?」
「私の技だって進化してるんだよ!!」
驚愕するユウカさんと得意気なミリアーナさん。ユウカさんはそのチューブとニンジンすべてを受け止めるべくさっきよりも大きな波動のシールドを作り出す。
「おおっ!!すげぇな!!」
「これだけあればいくらユウカでも全ては防げまい」
ナツさんとエルザさんがそう言う。確かにユウカさんだけなら防ぐことはできない。おまけにミリアーナさんのチューブは自在に動くようだから前方にだけ敷いてあるシールドじゃ全くの無意味に見える。けど・・・
「いや・・・奴らにはあの魔法がある」
ガジルさんもどうやら同じことに気づいたみたい。俺とガジルさんの予想通り、この男が腕を振る。
「―――メイク・・・・・封印の氷地獄!!」
キィィィン
「ニャに!?」
「これは・・・」
レオンが腕を振ったことにより闘技場全体が銀世界と化す。その冷気によりミリアーナさんのチューブもベスさんのニンジンも凍ってしまい、やがて砕け散る。
『出ました!!1日目にミストガンの大技を凍らせた魔法『封印の氷地獄』!!』
『いつ見てもとんでもないパワーだね』
『とっても寒いですね、ありがとうございます』
ドムス・フラウ全体が凍った
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