巻ノ十九 尾張その六
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「そうじゃ、三河に向かおうぞ」
「さすれば」
海野は幸村の言葉に頷いた、そうしてだった。
そうした話をしつつ一行はこの日は清洲の宿に泊まることにした、それで宿を探しつつそれぞれの芸も見せて旅銭も稼いだ。
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