巻ノ十九 尾張その四
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じゃ」
「そうじゃな、忍術は盗賊にもってこいじゃ」
穴山は望月にも応えて述べた。
「悪いことに使えばとんでもないことになる」
「全くじゃ」
こう二人で話す、そしてだった。
海野がだ、幸村に言った。
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