Another20 白い死神
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身を守れというのだろう。
アイリス「気をつけてねみんな。バナリア大砂漠には施設へと繋がっているケーブルがあるらしいの。出来るだけケーブルの向きに沿って歩いてみて」
全員【了解!!】
転送システムに乗り込み、バナリア大砂漠に向かう。
バナリア大砂漠に着いたエックス達だが…。
アクセル「痛っ!!?痛たたたたた!!痛い!!地味に痛い!!」
猛烈に吹き荒れる砂嵐をまともに喰らったアクセルが悲鳴を上げた。
全員が即座に顔を出来るだけ露出しないようにアリアから貰ったローブで身を守る。
ルイン「まさか、此処まで酷いなんてね…アリア博士からローブを貰っておいてよかった。」
砂漠での任務は多々あるが、ここまで砂嵐が酷い場所はなかった気がする。
ゼロ「これがアイリスの言っていた施設に繋がっているというケーブルか?」
ケーブルが伸びている装置を発見し、砂に埋もれているケーブルを見つめる。
ルナ「うがああ…何でこんな面倒臭い任務なんだ。」
エックス「とにかく、ケーブルの向きに沿って進んでみよう」
ルイン「うん。シナモン、はぐれないようにね?」
シナモン「はい」
ローブで砂嵐から身を守りながらゆっくりと確実に前に進んでいくエックス達。
少しでも離れてしまえば、誰かも分からなくなってしまうために固まりながら進む。
……バナリア大砂漠に来て何時間過ぎただろうか?
全く変わらない景色に感覚も麻痺しかけてきた時であった。
ルナ「痛っ!!?」
少し前を歩いていたルナが何かにぶつかって尻餅をついた。
アクセル「大丈夫ルナ?あれ?これ、建物?」
ペタペタと触るアクセル。
歩く途中で散々見てきた装置とは違う感触に目を輝かせる。
マッシモ「本当だ。扉もあるぞ!!」
マッシモも喜色を浮かべながら扉に手をかけるが開かない。
マリノ「あらら、ロックが掛かってる。こりゃあ私じゃあ解除出来そうにないね」
ルナ「俺でも無理そうだな」
エックス「仕方がない。俺はこの辺りを見てくる。もしかしたら、何かあるかもしれない」
マッシモ「俺も行こう。1人で行くのは流石に危険だ」
ゼロ「マッシモの言う通りだ。せめて俺も連れていけ」
ルイン「私も行くよ。アクセル、ルナとマリノとシナモンをお願いね」
アクセル「分かったよ、任せといて。そっちも
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