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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第3話罪と汚名を被った少年
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なぜ自分の名前を知っているのかを聞いて、パーティメンバーのHPと名前が追加されることを今知ったようだった。ーーーこの人ログインする前にマニュアル読んでないよな絶対。

「キリト・・・ライリュウ・・・ぷふ!なんだ!こんなとこにずっと書いてあったのね!」

アスナはオレたちの名前がずっと書いてあったのに今気づいて思わず吹いてしまった。
ーーーなんだよ。口数少ないから無口で無愛想なやつかと思ってたけど、可愛い顔すんじゃん。

「・・・キミは強くなれる。だから、もしいつか、誰か信頼できる人にギルドに誘われたら、断るなよ。ソロプレイには、絶対的な限界があるから。」

「なら、あなたは?」

キリトはアスナに信頼できる人にギルドに誘われたら断るなと伝え、アスナはキリトに今後どうするのかと聞いていた。それに対して何も答えずにパーティを解散した。
とりあえず、あいつに言っておかなくちゃ。

「おまえ・・・、なんのつもりだよ」

「・・・ごめん、酷いこと言って」

「そうじゃねえよ!なんでお前1人でビーターなんて汚名被ったんだよ!他の元ベータテスターが酷いことされないためか!?ヘタな猿芝居しやがって!」

そう、こいつがあんな人が変わったような態度になったのはすべて演技。自分が元ベータテスターの中でもチートクラスのプレイヤーなどと大嘘をつき、ビギナーたちがオレたちベータテスターに向ける敵意をすべて自分1人が受け、オレを含めた他のテスターたちを周りの敵意から開放しようとあんな芝居をした。

「おまえ・・・、ずっとソロでこの先を攻略する気か?無理に決まってんだろ!オレたちを庇ったつもりかよ!あの場で元ベータテスターならオレだっていたぞ!汚名被るのはオレでもよかったはずだ!」

「・・・おまえはオレなんかより、ずっと人のために動ける。オレみたいな自己中とは全然違う。そのおまえが汚名を被ってどうする?」

「・・・変わらねえよ。おまえと。」

こいつはオレを高く評価しすぎだ。オレは自己中なおまえと大差ないくらいの自己中だ。オレは精々、これくらいしかできない。

「1人にはなっても、独りにはなるなよ。」

「!」

オレはキリトにフレンド登録の申請を出した。フレンド登録とは別のプレイヤーとメッセージを送りあったり、相手が今ゲームにログインしているかどうかわかるシステム。ーーーまぁ、デスゲームになったSAOではフレンドの生死を確かめる役割になるが。

「たまにでいいから・・・、相談しろよ。」

「・・・ありがとう。」

オレたちはフレンド登録をして、キリトは1人、第2層に上がっていった。

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