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千剣士と竜使い
十一話、ハンドレッドビュー
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ここでアルゴも参戦、キリトが不利になる

「いや、そうかもしれないけど……あーもうわかったよ。やればいいんだろ、やれば」

とうとう折れるキリト、人間諦めが肝心である

「ところでアルゴ」

「ン?なんだキー坊」

「今日はボス攻略会議に関する情報を貰えるんじゃなかったか?」

「ああ。そういえばそうだったナ」

キリトの言葉に思い出すアルゴ

「とりあえず、今持ってる情報は全部教えてやル」

「珍しく太っ腹だな」

「頼みが頼みだったしナ。それに大した情報も持ってなイ」

「まあ、聞かせてくれ」

「まず、オレッチがマップデータを渡した相手、つまり今回の攻略会議のまとめ役の名前はディアベル。確証はないガ、おそらくβテスターだナ。情報をあつめた限りでは悪評もないし、コイツを慕うプレイヤーもそこそこいるらしイ」

「実力があって統率力もあるならいう事なしだな。…それで?わざわざ情報を持ってきたんだ。それだけじゃないんだろ?」

そう聞くキリト

「あぁ、そのディアベル氏からの依頼でナ……リュー坊の『ブラットチェイン』を売ってほしいそうダ」

「……俺の? ディアベルさんって人、鎖使いなのか?」

「いや、剣と盾だゾ?」

「じゃあやらん、大方キリトにも『アニールブレード』を買おうとしてるんだろ?どうしても欲しいなら"鼠通さねぇで自分自身が顔出すのが筋ってもんだろうが?あぁん?"って伝えておけ」

「わ、わかった……」

ーリュウ(君)、意外と過激な性格?

そう思ったアスナとシリカの二人だった……

その後、アルゴが帰っていき、会議までの一週間の予定を話し合い、眠る皆だった……
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