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ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
日常から再び…
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渡してティッシュの箱を探す。作者から一言。玄野、一日目から浮気。
「家、帰らなくていいの?」
パソコンの横に置いてあるのを見つけ、取りに行くと同時に岸本が言った。
「……………帰ってはみたの。でも、お風呂場だけ見れなくて、……私の死体が血だらけであるんじゃないかって思うと…」
「…確か手首切ったんだよな?言いにくいけど…どうしてそんなことしたんだ?」
「……一度、男の人から強姦されたの。それで…」
「…」
ガンツ部屋でも畑中にも強姦されかけたのに、彼女は前科持ちだったのだ。
玄野は元の位置にティッシュを戻し、毛布をくるんだ。最初の期待と興奮はどこかに消え失せた。あんな話をされたらとても無理だ。
「玄野君は、加藤君と知り合いなの?」
「なんでわかったの?」
「加藤君から普通に「計ちゃん」って呼ばれてたから、そんな気がしたの」
「ふうん…ま、確かに昔小学校で一緒にいたくらいだけど」
「…家、どこか知ってる?」
ちょっと気恥ずかしそうにベッドの中に潜る岸本は玄野に尋ねてきた。
「…小学校で引っ越したからわからないな」
「そう…」
岸本は毛布を株って電灯の消えた天井を見上げた。
怯えるネギ星人に黒い銃が突きつけられる。加藤は必死に叫んでいた。いや、叫ぼうとした。だがどんなに腹の底に力を込め、叫ぼう
としても、喉はカサカサと空気を吐くだけで声が出なかった。
「見てろよ、偽善者」
焦る加藤を嘲笑うように、黒い銃Xガンの引き金を引く西。そのXガンから放射された光を浴びたネギ星人がは…
「兄ちゃん!」
弟、歩の声で叫んだ。
バアン!
「はっ!」
加藤は目を覚ました。
顔は汗でびっしょりだ。
加藤と歩の住むアパートはすきま風が吹き抜けて寒いくらいのはずだったが。
「ハアッ…ハアッ…ハアッ…」
荒い息をつきながら隣を見ると、まだ幼い歩が寝息を立てていた。
いつもと変わらない弟の姿。
安堵の息をつき、加藤は床を離れた。
あの夜以来、同じ夢ばかりをみていた加藤。ネギ星人が惨殺されるままにした自分が情けない、それにつらい。罪の意識が加藤の心を苦しめていた。
洗面所で顔を洗った時、強い耳鳴りを感じて顔をしかめた。
「なんだ…?」
鏡を見た加藤は自分の姿が頭から消えていくことに気づいた。
その頃、ジンは妙な男のあとをつけ、古いアパートの前に立っていた。
『カンタロー…』
ラジカセの音が聞こえる。
「…」
彼の種族なら誰もが持つ透視能力でアパートの中を覗き込んだ時、ビクッ!っと彼は寒気を感じた。
「あれは…なんだ?」
すると、加藤のようにジンの体もどんどん頭から消えていった。そして、気づくとあのガンツの部屋にいた。
玄野、加藤、岸本もだ。
「よう、お帰り
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