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ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
死からの始まり
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ンの強さに恐怖のほか、関心と尊敬さえ抱く。が、もうひとつ気になることがあった。ヤクザにレイプされかけたあの少女はどうしたのだろう。
彼は玄関に入り込むと、いつからいたのか、一匹の犬がなついたのか彼女を舐め回している。
「ちょ、ちょっと…!」
さっきの加藤の行動を見ていた玄野はさすがに襲ったら不味いし…と自分の学ランを脱いで彼女に手渡した。
「目のやり場に困るし、俺まで襲いそうだから着なよ」
「あ…ありがとう…」
すると、突然音楽が聞こえてきた。それも、かなり色濃い形で覚えのある歌…ラジオ体操の音楽だった。
「げふ…ラジオ…体操の歌?」
最後のフレーズが流れたところで、ヤクザに殴られた腹の痛みを抑えながら加藤が顔を上げた。
「…『てめえらの命は無くなりました。新しい命をどう使おうが私の勝手なわけです。と言う理屈なわけです』?」
ジンが音楽が鳴り終わった黒い玉に表示された文章を読み上げる。
「これさ、一見バカみたいな文章だけど、意外にマジだったりするんだよね」
妙なことを西が言った。
「ん…?文章が…」
意味不明な文章が消えると、今度は妙な顔写真と新しい文章が表示された。顔写真に写っているのは、なんだかひ弱そうで緑色の肌、一言で現すと気持ち悪い、と言いたくなる人物だった。
「『てめえらは今からこの方をやっつけに行ってくだちい』?」
ネギ星人
特徴、弱い。
好きなもの、ネギ。
口癖、ネギだけで十分ですよ
「なんだこりゃ、意味わかんねぇ」
美景の男が馬鹿馬鹿しげに鼻息を飛ばす。確かに、文面からしてそうとしか思えないようなものだ。
「なんか、ゲームでも始まるのか?」
玄野が女の子を連れて黒い玉の横に立つと、いきなり黒い玉から二方向に銃や刀を保管した台が飛び出し、玄野はそれに押し潰されそうになった。
「ひゅー、本物みてーだな」
美形の男が大型銃と小型の銃を手にとる。試しに小型銃を山田に向けてみる。
「んだよこれ?おもちゃか?」
「うわああ!なにしてるんだ君は!」
「…レントゲン?」
ジンは、小型銃の激鉄らしき部分の辺りを見ると、レントゲン図のように、透かされた相手の骨格までが、画面に表示されていた。
「中に、人…?玉男?」
加藤は黒い玉を覗き込むと、中に真っ白の男が呼吸器を着けて眠っている。
「ん?」
玄野も銃とは別に薄いケースが黒い玉の中の棚に置かれてるのを見つけた。一つ取り出すと、「くろのくん」と書いてある。自分のだろうか?他には「かとうちゃ(笑)」と書いてあるものも。
「えっと…加藤、これお前の?」
加藤はケースを開いて中身を見ると、黒いスーツのような服が出てきた。
「コスプレ…ぽいな」
「お前着る?」
「…着ねーよバカ」
と二人のヤクザ。先ほどジンに負けた方のヤクザは、さっ
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