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ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
死からの始まり
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形だ。何かの出し物にでも使うものなのだろうか。
「じゃあ、次)」
次は老人が名指しされる。
「私は鈴木吾朗。テレビでよく出るけど…」
(確かあいつ、テレビで見た政治家だっけ。あいつも一度死んだのか?)
玄野はその鈴木という男をテレビで知っていた。政治家らしいが、まだ高校生の玄野にはかなり同でもよかった。今度は美形の男だったのだが…。
「あ〜俺いいから次。誰かタバコ持ってない?」
自己紹介などまったくする気も起こさなかった。
(なんだよこいつ!自己紹介しろよ!真面目に答えた俺がバカみたいじゃね〜かよ!女みてーな面しやがって…)
玄野はムカっ腹な気分で美形の男を睨む。次は部屋の隅に体育座りで座っている少年。
「西丈一郎、転落死…」
(うわっ、暗〜…しかも何こっち見てんだよ気持ち悪り〜…)
西はなぜか玄野の方に視線が向いていた。必死に彼の目線を避けようとする玄野だった。最後は二人組のヤクザ。
「俺とこいつはヤクザ。はい終わり」
あまり追及すると何をされるのかわからないので誰も問い詰めようとはしなかった。だから視線も向けないようにした。
結局、自己紹介はそこで終わり、妙に気まずい空間が流れ、沈黙が続いた。
「計ちゃん、変わったなあ?」
「あ?なんだよ」
ふと、加藤が口を開いてきた。
「小学校で転校する前、もっと交戦的で、まさに俺たちのリーダーみたいな感じだったよな。確か歩道橋クラスの連中に囲まれてる時、ちょうど走ってきたトラックの上に飛び降りて飛び降りてその場を切り抜けたりしたよな。俺頭悪いから、良くない連中の通う学校に通ってて大変だけど、計
ちゃんみたいになりたいなって思ってる」
(何ガキのころの話持ちかけてんだよ。恥ずかちー、止めちくり〜…)
子供の頃の話は明かされるとやはり恥ずかしいものだ。玄野の顔は赤くなっていた。
「ん?なんだこれ?」
ジンが玄野の前の床を指差した。黒い玉から放射された光から肌色の何かがジジ…と音を鳴らしながら現れてくる。
そして…
「………………」
女の子が玄野に倒れ込んできた。しかも、
服を着てなかった。
(やばいって…!下半身…///)
玄野はあまりにえぐい登場の彼女に対して、体の一部が以上に元気になってしまった。
「うそ!マジでかわいいじゃん!」
完全に興奮を隠そうともしない美形の男が携帯を取り出す。その少女は顔立ちもまさに美少女といえるほどで、スタイルも…玄野のリアクションを見ただけでも一目瞭然だろう。
「あれ?」
加藤は女の子の手首に血が着いてるのを見つけた。おそらく手首を切って自殺を図ろうとしたのだろう。
「血は着いてるが、傷口はないな」
だが不思議なことに気づいた。加藤は指先で手首の血を拭き取ったのだが、彼女の手首
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