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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
10.可愛く迫られ男は落ちる。浅慮悔やんで男は育つ。
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(こ))!?

「ここを開ける為よ。(ガチャリ)開いたわ!行くわよ!」
「?何で前もって、ここを開ける方法を知ってんの?」
「呆れた、ポワン様の話、何も聞いてなかったの?」
そう言うと、呆れた様に(100%呆れてました)説明してくれた。

春風のフルートを盗んだのは、ドワーフのザイル。
その祖父さんが鍵の技法を生み出したエーグ。
その技法のせいで、エーグは前の女王に追い出された。
ザイルは、それを逆裏んでフルートを盗む。
でも、ザイル一人じゃ到底無理。
背後に誰か協力者がいる様なので、人間界に助けを求めた。
そして俺がここにいる。

「へー…」
「へー、じゃないわよ!(つるー!)きゃー!!」
どうやら氷の館は、床まで氷で出来ているみたい…
説明を終えたベラは、先へ進もうと1歩踏みだし滑って転んで、3メートル程先の壁際で尻餅をついている。パンツ丸見え!
「痛った〜…」
チャンス!!
「ワァ、コロンジャッタ〜」
ほぼ棒読みの台詞で俺はダイブした。
そして、そのままベラのパンツに向かって、頭から突進。
「ごめぇ〜ん!ワザとじゃないの〜!」
とか言いながら、ベラの股間へ顔を埋める。



ベラにボコられました。


何とか氷の床のコツを掴み、ザイルの元へ辿り着く。(僕へっちゃら)
「何だ!お前達は!?さては、ポワンがよこした奴だな!」
「春風のフルート、返しなさいよ!」
「ポワンは祖父ちゃんを追い出した憎い奴だ!そんな奴にフルートは返さん!」
「ポワン様がそんな事する訳無いでしょ!前の女王様よ!」
「ふん!騙されるもんか!雪の女王様が教えてくれたんだ」
「その雪女が嘘吐いてるのよ!ばっかじゃないの!?」

…俺…いらなくねぇ?
ベラとザイルで勝手に話が進む。…俺…いらなくねぇ?(僕へっちゃら)
「雪の女王様みたいな、美人が嘘吐く訳無いだろ!雪の女王様に謝れ!」
何!!美人!?
是非見たいぞ、それは!
何処にいるの?ここにいるの?
「うっさい!どうせ、化粧厚塗りのイカサマ女でしょ!」
確かにあり得る…
「な、何だとー!」
ブチ切れたザイルは、俺たちに突撃してきた。
俺はベラを抱き寄せると、闘牛の要領でザイルをクルッとかわす。
氷の床に滑り、2メートル程先の壁に激突するザイル。
うわぁ!痛そ〜…

ザイルは生まれたての子鹿の様に、プルプル震え片膝で立つと、
「ちきしょう…、ヤリやがったな…!」
え?何?
ギャグなの?ギャグパートなの今?
次の台詞は、『今日はこの辺で勘弁してやる。』かな?

「お〜ほっほっほ!」
やっぱりギャグパート?
笑い屋が場を盛り上げた?
「子供を誑かすと言う、私の考えは甘かったようですねぇ。」
「雪の女王様!」

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