Another18 スパイダー
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レジスタンスベースに戻ってきた一同の表情は沈んでいた。
マッシモは即座にメンテナンスルーム行きとなり、医療班に連れて行かれた。
シナモン「スパイダーさん……」
エックス「シナモン…あいつがスパイダーが命を張ってくれなければ…俺達はここに戻ってくることは出来なかった…」
泣きじゃくるシナモンの肩に手を置きながらエックスは言う。
しかし彼の表情もまた悲しみに歪んでいた。
ゼロ「スパイダーは…あいつは俺達の為に命を投げ出してくれた。だから俺達はスパイダーの魂に応えなくてはいけない。」
ルイン「うん…悲しむことは何時でも出来る…今は…スパイダーの分まで戦わなきゃ……」
アル「ああ…そうだな。この仲間達でリベリオンを倒そうじゃないか…スパイダーの為にも……!!」
死んでいったレジスタンスの仲間、エール、そしてスパイダーの犠牲を無駄にしないためにも、戦わなくてはいけない。
エックス達の結束がより強くなった瞬間であった。
そして、ギミアラ採掘場から少し離れた場所では。
「チッ…奴め、余計な真似をしおって…」
全身をマントで身を隠し、所々損傷しているレプリロイドが1つのDNAデータを睨みながら呟く。
レプリロイドはDNAデータを握り砕こうとしたが、少しの間を置いて取り止めた。
「まあいい…まだこれには使い道がある」
レプリロイドはDNAデータを握り締めながら静かにこの場を去った。
一方、ハンターベースでは、エイリア達が休憩室にて雑談していた。
パレット「そう言えば、先輩達ニュース見ました?レジスタンスの主力メンバーでやられた人が出たらしいですよ」
エイリア「折角エックス達が合流したのに、残念ね…。今回犠牲になった1人は、レジスタンスでもかなり腕の立つレプリロイドだったらしいわ。元賞金稼ぎだったらしいけど…それにしても聞く限り、レジスタンスの主力メンバーには賞金稼ぎとか泥棒とか、素性の怪しいレプリロイドが多いわね。エックス達が上手くやっているのか心配だわ」
非合法なことをしていた元賞金稼ぎのアクセルや元ジャンク屋のルナ、イレギュラーハンターでも細かいことは気にしないタイプのルインはともかく、イレギュラーハンターの中でも堅物に部類されるエックスとゼロがイレギュラーすれすれの面子と上手くやって
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