Another18 スパイダー
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エックス「スパイダー!!?何を…」
ハイパーサードアーマーのバスターエネルギーを使い切り、フォースアーマーに換装していたエックスが目を見開いた。
スパイダー「ハイパーサードアーマーのクロスチャージショットの連発でも壊れないご自慢の扉らしいが、レプリロイド2体分の爆発の衝撃なら、扉を吹っ飛ばせるんじゃないか!!?」
ルナ「え…?」
それを聞いたルナの表情が青ざめる。
確かにスパイダーとエンシェンタスは特別製の戦闘用レプリロイドだ。
その高い出力を得るために高出力の動力炉を搭載しているためにその爆発の威力は相当な物だ。
ルイン「スパイダー!!馬鹿なことをしないで!!止めて!!」
エンシェンタス「己…っ!!」
スパイダー「悪いが止めないよ。理屈じゃないんだ!!」
もがくエンシェンタスを押さえつけながらスパイダーはカードスリットから1枚のカードボムを取り出し、全員を見遣る。
エックス「スパイダー!!」
スパイダー「…後は頼んだぜ、エックス!!ゼロ!!みんな!!」
カードボムから閃光が放たれ、スパイダーとエンシェンタスが光に包まれた。
光に包まれたスパイダーは、段々意識が薄れていくのを感じていた。
時折記憶が飛ぶことはあったが、今回ばかりは完全に駄目だろう。
今思えば、エールが怪我をしてからだろうか?
かつて駆け出しの賞金稼ぎ時代、今のように仕事もなく、今は廃墟となっているラグラノ研究所のような場所で用心棒のようなことをしていた時期があった。
そして自分はエールと共に…ある物を奪って、あの男からエールが自分を庇って怪我をし…それから…それから先の記憶が酷く曖昧なのだ。
あの日から自分の記憶が時折飛ぶようになり、気付いた時には別の場所にいたりした。
普通レプリロイドの記憶は余程電子頭脳に異常がない限り飛ぶことはないのだ。
もしエックス達に気付かれれば検査を受けろと言われたはずだ。
スパイダー「(冗談じゃないぜ…)」
あの日以来からスパイダーは身体を弄られるのを酷く嫌っていた。
昔はそうでなかったのに、今は“検査”という物に危機感を感じていた。
まるで自分の秘密を見られるような。
スパイダー「(そんな大層な悪事は働いてないつもりだったんだがね)」
記憶が飛んでいた間に何か仕出かしたのかもしれないなと、薄れる意識の中、スパイダーは僅かに微笑んだ。
エックス達に後を託しながら。
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