037話
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ち着くと良いぞ、そう熱くなると頭が沸騰するZOY☆」
「やかましいわ!!頭から木を生やしてる人間に言われたくないっす!頭が沸く処か養分奪われてカラカラになんだろうが!!」
「まあ冗談は置いておいてじゃ。そのスコップ何処で手に入れたんじゃ?」
「父ちゃんからっす!」
「ほほう、それではお主はジェイクの息子か。道理でのぉ」
ジェイク。それはジャックの父親の名、そしてこのウォーゲームで戦死してしまった人でもある。この老人の口ぶりはジェイクの事を知っているかのような口ぶりにジャックは察した。
「そうか……爺ちゃん、アンタ父ちゃんと戦って勝ったんすね!!」
「ふぇっへっへ中々察しが良いのぉ。ジェイクは強かったぞえ、最後にはワシが勝ったがの。まずは小手小手調べ、シードキャノン!!」
赤いローブの中に忍ばせていた右腕を出すとそれは樹木で構成された砲門となりその砲身がジャックへと向けられていた。そこからは多量の植物が発射され迫ってくる。
「そう簡単に!当たらないっすよ!!」
それらを見事に回避するジャックだが自分の後ろにある客席に直撃してしまい顔をしかめる。このまま回避を続ければ見に来ている人たちに被害を出してしまう。
「ふぇっへっへ如何するジェイクの息子よ?」
「くっ………!」
「ジャック君頑張って〜!!」
「「えっ?」」
如何すべきかと思考するジャックへと向けれた声援、それは女性のもので思わず二人の植物使いはそちらへと視線を向ける。そこにいたのは1stバトルと4stバトルで対戦したパノが弟であるレノと此方に視線を向けている姿があった。
「13星座だがナイトだが知らないけどぶっ飛ばしちゃえ〜!」
「ちょ姉ちゃんなんでブサイクの応援なんかすんの!?此処は普通ヴィーザルさんの応援だろ?」
「なに言ってるのよレノ。ジャック君はメルの中じゃギンタやアルヴィスにナナシ、そしてジークよりもカッコいいひとじゃな〜い♪」
「あれ、もしかしてまだ姉ちゃんラリってるの?」
「誰よりも?」
「素敵、なんかいのぉう?」
「猿の癖になんじゃあれ」
「ジーくんよりもカッコいいわけあるかよけっ」
「俺よりも………?」
地味に傷ついているアルヴィスであった。
「うぉおおおおおおお!!!この試合、絶対に勝ったらぁあああああ!!!!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!」
「ふぇっへっへ!!やるのう!!」
「おい魔力が倍増してるぞ」
「わっかり易いやっちゃ」
パノに応援されていると解った途端に魔力が倍増し動きにキレとスピード、そしてパワーが上がり向かって来る植物の砲弾をスコップで打ち返すという荒業で乗り切るジャック。
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