第2話パーティメンバー、キリトとアスナ
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るなと言ってごまかしておこう。
「よーし!そろそろ組み終わったかな?それじゃあ「ちょー待ってんか〜い!」?」
ディアベルさんがパーティが組み終わったかの確認をした後、いきなり関西弁のおっさんがどこからともなく階段を飛び降りてディアベルさんの目の前に来た。
「ワイはキバオウってモンや、ボスと戦う前に言わせてもらいたいことがある」
関西弁のおっさんーーーもといキバオウがボス戦の前に意見があるそうだ。なんだ?こっちはようやくパーティ組んでボス戦に問題なく出られると思ったのに。
「こんなかに、今まで死んでいった2000人に、詫び入れなアカン奴がおるはずや!」
何?
「キバオウさん、キミの言うやつらとはつまり、元ベータテスターの人たちのこと、かな?」
「決まっとるやないか!ベータ上がりどもはこのクソゲームが始まったその日にビギナーを見捨てて消えよった!やつらは美味い狩場やらぼろえぇクエスト独り占めして、自分らだけポンポン強なって、その後もずーっと知らんぷりや。こんなかにもおるはずやで!ベータ上がりのやつらが!そいつらに土下座さして溜め込んだ金やアイテムを吐き出してもらわな!パーティメンバーとして命は預けられんし、預かれん!」
たしかにーーーオレたち元ベータテスターはデスゲームになる前のSAOを知ってるから良い狩場や報酬の良いクエストを知ってる。デスゲームが始まった時点で元ベータテスターであるオレたちには経験的なアドバンテージがある分有利という訳になるーーーだがこのおっさんはオレたちにも同じ条件が付いてることを忘れている。
「その辺にしといてくれねえか?マエバオウのおっさん」
「キバオウや!なんやワレェ!」
「えー、なんだツミはってか?そうです私が・・・あんたが死ぬほど嫌ってる元ベータテスターだよ」
「なんやと!?おまえが!?」
『!?』
全員がオレを見て驚く。まあ、当たり前か。あの状況で自分がそうだと言うのは自殺行為だ。
「ようするにあんたはオレを含めた元ベータテスターが面倒を見なかったからたくさんのビギナーが死んだ。その責任を取って謝罪、賠償しろってんだろ?」
「そうや!」
「別に構わねえよ。それであんたの気が治まるならこんなはした金もアイテムもびた一文もいらねえよ。死んでいったプレイヤーがそれで満足するなら金もアイテムもオレの首だろうが喜んで差し出すよ。それにあんた、元ベータテスターたちが1人も死んでないと言い切れるか?」
「なんやと!」
「HPが0になりゲームオーバーすればナーヴギアがプレイヤーの脳を焼く。その条件はビギナーもオレたち元ベータテスターも全く同じだ。元ベータテスターたちだってテスト時代の経験があっても無敵じゃない。あんたの言い分は
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