第2話パーティメンバー、キリトとアスナ
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れたのか、拍手をしたり指笛を吹いたりして彼に声援を送る。ディアベルさんの言葉にはオレも全面的に賛成だ。
「OK。それじゃあ早速だけどこれから攻略会議を始めたいと思う。まずは6人のパーティを組んでみてくれ。フロアボスは単なるパーティじゃ対抗できない。パーティを束ねたレイドを作るんだ!」
たしかに、ボスとの戦闘はバラバラに攻めて勝てるものじゃない。数人でパーティを組んで互いをカバーできれば安全性もかなり高くなるし危険性も大分低くなる。だが相手がフロアボスともなるとただパーティを組んでも勝てる可能性は0ではないがかなり低い。レイドーーー要するに連携を組み攻めや守りをこなせば可能性は上がる。
ん?パーティ?ーーーヤバッ!
「・・・余った。遅すぎたか。」
もう周りはほとんどすでにパーティを組みオレは取り残された。なんでこんなすぐにパーティ組んでんの?そんな仲良いの?親しい人がいない人はどうすんの?ヤバい。これマジでヤバイ!レイド以前にパーティすら組めてないんだけど!オレ今回ソロでボス討伐すんの!?オレ死ぬの!?ヤベぇよオレの入る余地ないんだけど!
「なあ、キミ」
「!?」
後ろから声をかけられて思わずおもいっきり振り向いてしまって声をかけてくれた2人を少し驚かせてしまったーーーなんかごめん。1人はオレと同い年くらいの少年、もう1人はーーー赤いフードを深く被っててよくわからないが多分女の子だ。
「よかったら俺たちとパーティ組まないか?1人みたいだったから」
「えっ!?いいの!?よかった!オレ完全にぼっちになったかと思った!よろしく頼む!」
パーティに誘ってくれた少年はシステムウインドウを操作しオレの前にパーティ申請のウインドウを出した。オレは迷わず○ボタンを押した。視線をフォーカスするとオレの名前とHPバーの下に《Kirito》と《Asuna》という名前が出た。この2人の名前だろうーーーん?キリト?ーーーまさか!
「なあ、キリト」
「ん?なんだライリュウ」
やっぱりキリトのパーティメンバーの表示にオレの名前も出てたな。オレはキリトだけに聞こえるように近づき思ったことをぶつけた。
「お前、元ベータテスターだよな?」
「ッ!?お前まさか!」
「ああ、ベータテスト時代、ちょくちょく話したよな?」
「やっぱりそうか・・・。そういえばアバター解除されたもんな。わからなかった」
「お互い様だよ。オレもわからなかった」
そう、キリトも元ベータテスターだ。オレがベータテスト時代に一番会話を交わしたのはこのキリトだった。
「・・・なんの話し?」
「いや、気にしないでくれ」
オレたちがこそこそ話してたからアスナは気になったのだろう。とりあえず気にす
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