9.出会いは突然。別れは必然。恋する乙女は超天然。
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いないからいいけどね」
この宿屋、経営大丈夫!?
と、まぁ…役に立つ情報は無い。
つーか、ぶっちゃけもう、どうでもよくなってるんだけどね。
男の尻を追っかけるのに飽きた。
とは言え、最後に酒場を確認する事にした。
もしかしたら『一発ヤった後のビールは旨い!』なんて、飲んでいるかもしれないし。
酒場に下りて見渡す…
やはりあの男はいない。
その代わり、変なのがいる。
年の頃なら、12歳前後。薄紫色の髪をし、尖った耳が特徴的な少女。
行儀悪くカウンターの上で胡座をかき頬杖をついている。
そして何より身体が透けてる。
他の誰にも見えていないらしく、本人もその事を理解しているせいか、パンツが見えているのに大股を開いている。
俺はただ黙って、パンツを観賞していた。
ピンクのパンツだ。
かなりの長時間、ピンクを観賞していた俺の視線に気付いたのか、彼女が話しかけてきた。
「あなた、私の事が見えるの?」
「うん。(ピンクのパンツが)見えるよ」
するとカウンターから飛び降り、
「ここじゃ落ち着いて話が出来ないから、他の所で話しましょ。この村に地下室のある家があるから、そこに来て」
そう一方的に言い残して、去っていった。
地下室?無断で他人の家に入れるワケ無いだろうに…
まぁいい…
俺は当初の目的を思いだし酒場のマスターに、あの男の事を聞いたが知らない様だ。
ヤリ足りなくて、再度教会へ行ったなんて事じゃないだろうな………
はぁ…捜索を諦めて家に帰ろう…
<サンタローズ−パパス宅>
家に帰ると、サンチョがまな板を探していたので、一緒になって探し始めた。
だが何処にも無いので、地下室へ探しに行くと、そこにさっきのスケスケの女の子がいた。
何やってんだ?人んちで?
「ちょっと!遅いじゃない!何時まで待たせるのよ!!」
あ゛?無い言ってんだ?このスケスケ女!?
・
・
・
…話をまとめると、
彼女はエルフのベラ。
俺は彼女のパンツしか見てなく、話を聞いてなかったと言う事が判明。
彼女の住む妖精の国が一大事。
そこまで話すと、有無を言わさず俺を拉致った!
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