暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico39転移門ケリオンローフェティタ〜Road to Alfheimr〜
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ルシル君!」はやてはお怒り。一度シュヴァリエルに負けて瀕死にされてしまっていたルシルの姿を思えばそんな気持ちになるのも判る。そしてルシルが『ごめんごめん。で、これからの事なんだが――』ここまで言いかけた時・・・
『マイス――じゃなかった、ルシル♪ ステガノグラフィアがラレス・ウィアレス2番艦の制御プログラムのクラックに成功したよ♪』
モニターの画面外から女の子の声が聞こえてきた。どこかで聞いたことのあるような声なんだけど思い出せない。なのは達もそんな顔。でも「この声・・・おい、まさか!」ヴィータや「ええ、そうよ!」シャマル先生、あのシグナムですら思いっきり「間違いない!」表情を輝かせていた。
『こっち、こっち』
ルシルが画面外に向かって手招きをする。すると『な〜に〜?』リインくらいの小さな女の子がルシルの側に飛んで来た。以前敵として出会って戦い、友達としてお別れしたアイル・ザ・フィアブリンガーと同じ真っ白な子で、腰の辺りから一対の白い翼を生やした・・・
(思い出した。古代ベルカ時代でのシグナム達の家族だった融合騎・・・!)
「「「「アイリ!!」」」」
シグナムとヴィータとシャマル先生、それにザフィーラがその子の名前を呼んだ。ヴィータとシャマル先生に至っては嬉し涙を流してる。
『っ! シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ♪ うわぁーん、逢いたかったよぉ〜!』
アイリという子も嬉し涙で顔を濡らしちゃった。シグナム達とアイリの再会に私も心が温かくなる。ルシルは『アイリも無事に奪還できた。あとは首領と神器の返却だけ』そう言って、シャルロッテさんの方を見た。
「私はすぐに出られる。けど、フィレスとセレスは戦力外通告。フィレスが重傷。一応骨折だけだけど休んでもらってる。セレスはその付添いね」
モニターが2枚になって、1枚はシグナム達やはやてとリインが喋り合って、もう1枚でルシルやシャルロッテさん、私たちが話し合う。とは言っても私たちはもうやる事は無い。私たちのリンドヴルム攻略戦は、ハート2とハート3を撃破した時点で終わった。ハート3は想定外だったけど、ハート2や3との戦いで私たちが消耗しきることは作戦の内に入っていた。
(悔しいけど、実際に神秘カートリッジは使い潰したし、これ以上の全力全開による戦闘続行が出来るだけの魔力も無い。出来ることと言えば・・・)
『そうですか。今、俺とアイリはアールヴヘイムへ向かうための策としてロストロギア艦のシステムのクラックを終え、特捜課の先輩たちの協力のもと神器を搬入しています』
「了解。私もそっちに向かうわ。首領は?」
『いいえ。1番艦を調査しましたがその姿は有りませんでした。スノー分隊とアース分隊がレンアオム下層の捜索をしてくれていますが、未
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