暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico39転移門ケリオンローフェティタ〜Road to Alfheimr〜
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来たのは、ハート2の撃破を任されたすずかやはやて達だった。私たちはお互いの勝利と無事に喜び合ったんだけど・・・

「あの、お姉ちゃんは・・・?」

セレスがこの場に居ないフィレス二尉の姿を捜す。フィレス二尉と一緒に戦ってた私となのはが少し沈んだ表情を浮かべたことで、「お姉ちゃんに何があったの!?」セレスが詰め寄って来た。

「命に別条は無いから安心して。今は医務室で治療中よ。セレス、あなたも怪我を負っているようなら行って来なさい」

「え、あ、はい・・・」

シャルロッテさんがセレスを一瞬にして宥めた。外見は10歳のイリスなのに纏う雰囲気は大人の、不安な状況でも安心できる包み込んでくれる温かさというか優しさがある。セレスは「じゃあ、私、ちょっと行ってくる」私たちに一度お辞儀して、医務室へと駆けて行った。
セレスを見送ってすぐ、遅れてまた別の転送反応。転送されて来たのはゲイル分隊とストレッチャー1台。乗せられているのはハート2の正体のホムンクルスだった。天使化している時は彫像のようだけど、普段のホムンクルス時は皮膚の色は気色悪いけど普通の男の人の物。大事な部分が隠れるように首から下にタオルケットが掛けられている。

「イリス捜査官。ハート2の事ですが、護送室の方が良いでしょうか? それとも医務室へ?」

「どれどれ・・・。あれまぁ、上手に焼けちゃって。神器書はどうしたの?」

布団を捲ってハート2の全身を確認したシャルロッテさんの問いに「天使が燃やしたんやけど・・・」はやてが答えた。シャルロッテさんは少し考える仕草をした後「そう。なら護送室へ」ゲイル分隊に指示を出した。ゲイル分隊は敬礼してハート2が載せられたストレッチャーを護送室へ運んで行った。

「さてと。ハート2もハート3も、そしてハート1のシュヴァリエルも倒れた。あとはリンドヴルム首領を探し出して捕縛。それと神器をアールヴヘイムへ返す。それで私たちの戦いは終わる」

私たちみんながその言葉に頷き返す。そんなところに通信士から『こちらブリッジです。ルシリオン捜査官からの通信をそちらにも繋げます』そんな連絡が入って、私たちの前にモニターが1枚と展開された。映っているのはルシル1人だけど、場所はレンアオムの景色じゃない。どこかの建物の中みたい。

『先ほどブリッジから連絡を貰ったよ。誰も犠牲になることなくハート2とハート3に打ち勝ってくれたようですごく安心した』

「ルシル君も無事そうで何よりや! 無茶とか無理とかしてへんか?」

『俺は大丈夫だよ。シュヴァリエルもなんとか救えたし、今の俺は最高の気分だ。まぁ、シュヴァリエル戦の映像記録は年齢制限を掛けざるを得ない程の血生臭だけどな』

そう言って微笑むルシルだけど「もう! 心配する方の身にもなってな、
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